独自動車大手のBMWはこのほど、ジャーナリスト向けに電気自動車(EV)「i3」の試乗会を実施した。一部はまだ覆面シートで隠されていたが、7月29日には同モデルを正式に披露する予定。独業界紙『オートモビルボッヘ』がディーラー筋から得た情報によると、ドイツでは11月16日からi3の販売を開始する予定。価格は純粋なEVが約3万6,000ユーロで、航続距離延長装置(レンジエクステンダー)を装備したモデルは約4万ユーロになるという。
\i3は、Bピラーがなく、前後のサイドドアが観音開きのように逆方向に開く設計のため、乗車しやすい特徴がある。また、変速ギアがハンドルの右後ろに配置されているため、運転席と助手席の間を移動しやすい。
\『オートモビルボッヘ』紙によると、i3の開発陣は「ワン・ペダル・フィーリング」を重視したという。ドライバーがアクセルペダルから足をはずすと、ブレーキエネルギー回収システムが作動し、電気モーターの機能が駆動から発電に切り替わり、リチウムイオン電池に電力が送り込まれる。その際に大きく減速するため、ドライバーはほとんどブレーキを踏む必要がないという。
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