印タタ・モーターズ傘下の英高級車メーカー、ジャガー・ランドローバー（JLR）は欧州販売事業の統括拠点を年内にも英国からドイツのシュヴァルバッハ（フランクフルト近郊）に移転する方針だ。欧州の大陸市場での成長を受けたもので、販売網の強化と拡充が狙い。同社のベルンハルト・クーント欧州事業責任者が独業界紙『アウトモビールボッヘ』に明らかにした。
\欧州販売統括拠点はトルコ、イスラエルなどを含む欧州大陸市場を担当する（ロシアと英国は含まない）。新拠点は60人体制でスタートする予定で、英国から数人が異動になるほかは、現地で新規採用する。スタッフのうち20人は輸入代理店との取引業務を担当する。
\JLRは欧州市場で最も高い伸びを記録しているメーカーの1つ。同社はこのため、ディーラー網の拡充を進めており、今年は世界で90店を開設する予定。そのうち、10～15店がドイツ国内になるという。
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