スイスのエンジニアリング大手ABBは8日、オランダの充電インフラ開発会社Fastnedが同国に整備する200カ所以上の電気自動車(EV)用急速充電ステーションに充電器を供給すると発表した。
\Fastnedは、オランダ政府が2011年12月に公告した高速道路沿いに245カ所の充電ステーションを整備する公共入札に応札し、201カ所の充電ステーションの営業権を落札した。同プロジェクトでは、オランダのすべての住民が50キロメートル以内の範囲に充電ステーションを見つけることができるようにする計画。Fastnedは2011年に設立されたオランダの新興企業。
\ABBは、欧州、アジア、米国の主要自動車メーカーが生産するさまざまな電気自動車に対応できるようマルチスタンダードデザインの充電器を供給する。コンバインド・チャージング・システム(CCS)や日本発の「CHAdeMO(チャデモ)」などのEV充電器規格に対応した急速充電器「Terra 52」や「Terra 53」を供給する。最初の急速充電器は今年9月にFastnedに納入する予定。Fastnedは2015年までに、太陽光発電用のソーラールーフを装備した充電ステーションの整備を完了する予定。
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