欧州連合（EU）の欧州委員会が矢崎総業など日欧の自動車部品4社に対して、車内の電子部品をつなぐワイヤハーネスをめぐって価格カルテルを結んでいたとして、近く制裁金の支払いを命じるもようだ。消息筋が5日、ロイター通信に明らかにした。
\制裁対象となるのは矢崎総業と同社の独子会社S-Yシステムズ・テクノロジーズ・ヨーロッパ、古河電気工業、独レオニ。
\欧州委は2010年、複数の自動車部品メーカーがワイヤハーネスでカルテルを結んだ疑いで、立ち入り調査を実施していた。
\消息筋によると、立ち入り調査を受けた11社のうち、デンソー、フジクラ、米リア・コーポレーション、デルファイ・オートモーティブなど6社はその後に調査対象から外れた。また、住友電気工業はカルテルを通報し、摘発に協力したことから、制裁を全額免除される。制裁対象となる4社も、調査段階でカルテルに関与したことを認め、調査に協力したことから、制裁を10％減額されるという。
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