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2013/8/30

一般・技術・その他 (旧)

BMW、車載リチウムイオン電池の二次利用を研究

この記事の要約

独高級車大手のBMWは28日、スウェーデン電力大手のバッテンフォールと車載用リチウムイオン電池の二次活用に関する研究で協力すると発表した。急速充電器や太陽光発電装置向けのほか、送電網の運営を安定化するための蓄電設備として […]

独高級車大手のBMWは28日、スウェーデン電力大手のバッテンフォールと車載用リチウムイオン電池の二次活用に関する研究で協力すると発表した。急速充電器や太陽光発電装置向けのほか、送電網の運営を安定化するための蓄電設備として活用できると見込んでいる。

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自動車向けの電池は最大充電容量が約80%に下がると走行用途の厳しい条件を満たすことができなくなるが、定置用蓄電池としてはまだ何年も使用できる性能を持つという。

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BMWはこれまでにもドイツや米カリフォルニア州、中国の上海で実施したパイロットプロジェクトを通して車載電池の二次利用について経験を集めてきた。これらの経験を生かして今後さらに規模を拡大して二次利用の可能性を模索していく方針という。BMWは年内にも同社初の電気自動車の量産モデル「i3」を市場投入する計画。

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バッテンフォールとの研究プロジェクトでは「i3」のほか、BMW傘下の超小型車ブランドMINIの試験用電気自動車「MINI E」、電気自動車のコンセプトカー「ActiveE」の車載電池を活用する方針を示している。

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