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2013/11/22

一般・技術・その他 (旧)

電動アシスト自転車、高齢者の事故増加=独『シュピーゲル』誌

この記事の要約

ドイツでは電動アシスト付き自転車の販売が伸びている一方、主要顧客である高齢者の事故が増えているという。18日発行の独『シュピーゲル』誌によると、スピードの出しすぎなどを原因とする相手のいない自損事故の割合は、電動アシスト […]

ドイツでは電動アシスト付き自転車の販売が伸びている一方、主要顧客である高齢者の事故が増えているという。18日発行の独『シュピーゲル』誌によると、スピードの出しすぎなどを原因とする相手のいない自損事故の割合は、電動アシスト付き自転車では57%と、通常の自転車の17%を大きく上回り、病院では電動アシスト付き自転車の事故でけがをした高齢者の患者が増えているという。

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電動アシスト付き自転車は、体力や筋力の落ちてきている高齢者にとって行動の幅が広がる便利な移動手段となっている。その一方、具体的な調査データはないものの、カーブでスピードを出しすぎたり、ブレーキが強くかかりすぎたりしてバランスを崩し、転倒した際に頭や手首などのけがを負う高齢者が増えているという。このため、電動アシスト付き自転車向けの試験を実施するなどの安全対策を求める声も出ているという。

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独自転車産業連盟(ZIV)によると、ドイツにおける電動アシスト付き自転車の販売台数は2012年に約38万台となり、前年の33万台を約15%上回った。保有台数は130万台を超えているという。欧州の販売台数も2011年が約90万台、2012年は前年比約22%増の110万台と好調だ。欧州ではオランダとドイツの市場規模が最も大きく、両国で50%を超える市場シェアになるという。

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