電気自動車向けワイヤ・ボンディング技術を研究する産学連携プロジェクト「RoBE」は、銅とアルミニウムを接合する新たな技術を開発した。ビーム品質の極めて高いレーザー光照射による接合と揺動溶接を組み合わせたもので、銅とアルミを高い精度で接合できるとともに、揺動溶接を使用しない従来の手法に比べ、接合強度が飛躍的に高まるという。
\RoBEプロジェクトではまた、ワイヤ・ボンディングの寿命を高い信頼度で予測できるソリューション開発にも成功した。チームは研究の成果を、国際電子部品製造機器専門見本市(プロダクトロニカ、11月15日までミュンヘン見本市で開催)で紹介した。
\RoBEはアウディ、Conti Temic microelectronic、インフィニオン、フラウンホーファーIZM、ILTなどが参加する産学プロジェクトで、2011年にスタートした。プロジェクト期間は3年で、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)から500万ユーロの資金支援を受けている。
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