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2013/11/22

一般・技術・その他 (旧)

天然繊維複合樹脂、フォードなどが開発

この記事の要約

自動車の内装材に使用できる新たな生分解性プラスチック複合材を、フォードを中心とする研究チームが開発した。サイザル麻とポリプロピレンを組み合わせたもので、ベルリンで14日に開催された「自動車分野における生分解性素材の利用」 […]

自動車の内装材に使用できる新たな生分解性プラスチック複合材を、フォードを中心とする研究チームが開発した。サイザル麻とポリプロピレンを組み合わせたもので、ベルリンで14日に開催された「自動車分野における生分解性素材の利用」国際会議で紹介された。

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フォード、ブレーメン大学、インターナショナル・オートモーティブ・コンポーネンツ(IAC)、ライオンデルバセルなどの産学チームは2011年、連邦食糧・農業・消費者保護省(BMELV)の資金支援を受けて天然繊維と合成樹脂を組み合わせた新素材の研究開発プロジェクトをスタートした。

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繊維の向き、長さ、樹脂の組み合わせなどの試行錯誤や射出成型技術の開発と並んで最も苦労したのは、自動車内装部品(機能性材料)としての使用に耐える力学的(機械的)特性を比較・評価するための係数モデルやシミュレーションデータがなかったことだったという。

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