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2014/8/1

企業情報 - 部品メーカー

独コンティネンタル、コンパクトカー向けの電子制御パーキングブレーキを開発

この記事の要約

独自動車部品大手のコンティネンタルは7月23日、ドラムブレーキ用の電子制御パーキングブレーキを開発したと発表した。これにより低価格帯の自動車でもプッシュボタン式のパーキングブレーキ機能を採用できるようになるという。201 […]

独自動車部品大手のコンティネンタルは7月23日、ドラムブレーキ用の電子制御パーキングブレーキを開発したと発表した。これにより低価格帯の自動車でもプッシュボタン式のパーキングブレーキ機能を採用できるようになるという。2017年までに量産を開始することを計画している。

コンティネンタルが開発したシステムは、リアアクスルにあるドラムブレーキのベースパネルに2つのアクチュエータとアクチュエータを制御するソフトウエアを組み込む仕組み。また、アクチュエータを作動させるための電子部品は横滑り防止システム(ESC)に組み込まれている。

低価格のドラムブレーキに制御部品を組み込み、ESCを通して作動させるシステムは、重量が軽く、高効率で低コストなどの利点があり、コンパクトカーにとっては理想的なシステムという。

低価格帯の自動車ではこれまで、リアアクスルのドラムブレーキに組み込まれた機械式パーキングブレーキが一般的だった。また、高級車やスポーツカー、SUVではデュオサーボ式のブレーキに電子制御パーキングブレーキが組み込まれているという。

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