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2014/8/29

企業情報 - 自動車メーカー

日産、ロシアでハイブリッド車を現地生産

この記事の要約

日産自動車は8月27日モスクワ国際モーターショーで、ロシアで現地生産するSUV「パスファインダー」のハイブリッド車やセダン「セントラ」の新モデルなどを披露した。「パスファインダー」は日産がロシアで生産する初めてのハイブリ […]

日産自動車は8月27日モスクワ国際モーターショーで、ロシアで現地生産するSUV「パスファインダー」のハイブリッド車やセダン「セントラ」の新モデルなどを披露した。「パスファインダー」は日産がロシアで生産する初めてのハイブリッド車となる。

「パスファインダー」のハイブリッド車はサンクトペテルブルグ工場で生産する。同工場では「ティアナ」「エクストレイル」「ムラーノ」を生産しており、2015年には「キャシュカイ」の生産も加わる。

「セントラ」は提携先のロシア自動車最大手アフトワズのイジェフスク工場で生産する。アフトワズはトリヤッチ工場ですでに日産「アルメーラ」とダットサン「on‐DO(オン‐ドー)」を生産している。来年初めまでにダットサンの新モデル「mi‐DO(ミ‐ドー)」の生産も開始する予定。

日産は2013年にロシアで14万6,319台を販売し、市場シェアを5.3%とした。2014年は市場シェアで6.5%を目指している。また、今後3年以内に市場シェアを10%に拡大するとともに、ロシア市場で販売するモデルの90%を現地生産することを目指している。

サンクトペテルブルグ工場では2013年に4万7,000台(「ティアナ」「エクストレイル」「ムラーノ」)を生産した。

■ ダットサンから2モデル出展、「mi‐DO」を初披露

日産自動車は8月27日から開催しているモスクワ国際モーターショーで、ダットサンの新モデルである5ドアハッチバック「mi‐DO(ミ‐ドー)」を世界初公開した。今年4月に発表し9月から納車を開始するセダン「on‐DO(オン‐ドー)」も出展している。

両モデルはプラットフォームを共有しており、ホイールベース(2,746mm)、車高(1,500mm)、車幅(1,700mm)が共通であるのに対し、全長は「on‐DO」の4,337mmに比べ「mi‐DO」は3,950mmと短く、ダイナミックな走りのイメージを強調したデザインとなっている。「mi‐DO」は2015年初めに販売を開始する予定。

ロシアでは現在、主要地域でダットサンを専門に取り扱うディーラー25店舗を展開している。今後2年間で75店舗増やし、計100店舗とする計画。販売車両にはすべて最長3年/走行距離10万キロメートルのメーカー保証を付けている。

日産は2012年3月に日産、インフィニティに続く第3のブランドとしてダットサンブランドを復活すると発表した。新興市場での販売に重点を置いており、現在は、インド、インドネシアで販売を開始している。2014年後半には南アフリカでも販売を開始する予定。

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