独高級車大手のBMWはフランス南部のミラマでこのほど、「3シリーズ」のプラグインハイブリッド車のプロトタイプを発表した。また、BMW「i」ブランドのモデルに採用している技術を活用した次世代のハイブリッドコンセプトをBMWの幅広いモデルに採用していく方針を明らかにした。長期的にBMWの全てのモデルからプラグインハイブリッド車を発売する計画を示している。
BMWのヘルベルト・ディース取締役(開発担当)はプラグインハイブリッド技術について、「高性能モデルで走行1キロメートル当たりの二酸化炭素(CO2)排出量を100グラムを大幅に下回る水準にするための主要手段のひとつになる」との見解を示している。
BMWは主要な電気駆動技術や部品を自社開発する方針であり、当該部品はドイツのディンゴルフィング工場で生産する計画。同工場ではエレクトロモビリティー関連で今後数年に約200人の新規雇用を創出できると見込んでいる。
「3シリーズ」のプロトタイプでは4気筒のツインパワー・ターボ・ガソリンエンジンと電気駆動システムを組み合わせた。