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2010/2/26

一般・技術・その他 (旧)

メルセデス・ベンツのコンセプトカー「F800スタイル」の概要発表

この記事の要約

独自動車大手のダイムラーはこのほど、メルセデス・ベンツのコンセプトカー「F800スタイル」の概要を発表した。同じプラットホームでプラグインハイブリッド車と燃料電池車に対応できるマルチドライブプラットホームを採用した。5人 […]

独自動車大手のダイムラーはこのほど、メルセデス・ベンツのコンセプトカー「F800スタイル」の概要を発表した。同じプラットホームでプラグインハイブリッド車と燃料電池車に対応できるマルチドライブプラットホームを採用した。5人乗りのセダンで、同コンセプトカーのデザインや技術は次期「Sクラス」に採用されるとみられている。3月に開催されるジュネーブ・モーターショーに出展する。

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プラグインハイブリッド仕様では、出力が約220kW(300PS)の直噴式V型6気筒ガソリンエンジンを搭載。さらにハイブリッドモジュールが約80kW(109PS)の出力をもつ。停止した状態から時速100kmまで4.8秒で加速。最高時速は250kmに制限されている。リチウムイオン電池(容量:10kWh以上)は後部座席の下に配置されている。電気モーターのみで30kmの走行が可能で、走行100km当たりの燃費は2.9リットル、走行1km当たりの二酸化炭素(CO2)排出量は68グラムとなっている。燃料電池車では、出力100kW、最大トルク約290Nmの電気モーターを搭載している。

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同コンセプトカーは、ビデオカメラでドライバーの指の動きを捉える仕組みを採用した新しい操作・表示システム「カムタッチパッドHMI」も特徴。また、後部ドアはスライド式で、前後のドアをさえぎるBピラーがなく、乗車時に幅広い空間を確保している。

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