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2011/5/13

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ルノー「eco2」

この記事の要約

仏自動車大手のルノーが独自に設定している環境基準。工場の環境対策、二酸化炭素(CO2)排出量、リサイクルの3カテゴリーの基準を満たした車両をルノーeco2認定車としている。\ \ 同社は5月10日のプレスリリースで、ec […]

仏自動車大手のルノーが独自に設定している環境基準。工場の環境対策、二酸化炭素(CO2)排出量、リサイクルの3カテゴリーの基準を満たした車両をルノーeco2認定車としている。

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同社は5月10日のプレスリリースで、eco2の認定基準を厳格化すると発表。新基準は直ちに通用し、具体的には以下の基準を満たした車両をeco2認定車とする:

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◇国際標準化機構(ISO)が定める環境マネジメント規格「ISO 14001」の認定を受けた

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 工場で生産

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◇再生樹脂を7%以上(従来は5%以上)使用し、車両全体のリサイクル率は95%以上

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◇走行1km当たりのCO2排出量が120グラム以下(従来は140グラム以下)または

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 バイオ燃料を使用する

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eco2認定車には現在、「トゥインゴ」や「クリオ」「メガーヌ」などがある。

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例えば、「トゥインゴ」は、「ISO 14001」の認定を受けたスロベニアのノボメスト工場で生産されており、CO2排出量は94~119グラム/km、再生樹脂の利用率は9%となっている。また、スペインのバリャドリド工場で生産されている「モデュス」はCO2 排出量が107グラム/kmからとなっており、再生樹脂の割合は17%に達している。

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同社はさらに、自動車を製造するのに必要な資源の採取から、組み立て、走行、廃棄するまでのライフサイクルにおける二酸化炭素排出量(カーボンフットプリント)を現行水準から2013年までに10%削減し、2013~16年にさらに10%削減する方針も示している。

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