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2014/12/19

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この記事の要約

電気自動車など電気駆動装置搭載車(エレクトロモビリティー)のリサイクル戦略を総合的に研究するドイツの研究開発プロジェクト。軽量化に寄与する炭素繊維複合材(CFRP)とその他の材料を組み合わせたハイブリッド部品を有効に再利 […]

電気自動車など電気駆動装置搭載車(エレクトロモビリティー)のリサイクル戦略を総合的に研究するドイツの研究開発プロジェクト。軽量化に寄与する炭素繊維複合材(CFRP)とその他の材料を組み合わせたハイブリッド部品を有効に再利用するため、製品開発から部品の組み立て、解体、リサイクル技術までを網羅した総合的な製品ライフサイクルについて研究する。

ドレスデン工科大学の軽量構造・合成物質技術研究所(ILK)で12月1日、プロジェクトを開始するキックオフイベントが催された。

同プロジェクトでは例えば、繊維強化樹脂を使用したサンドイッチ構造の複雑な形状の部品の生産工程や、将来の解体に配慮した車体構造の溶接技術などの開発に取り組む。

プロジェクトの調整役は独自動車部品大手のエルリング・クリンガーが務める。このほかドレスデン工科大学の軽量構造・合成物質技術研究所(ILK)など計12の研究機関・民間企業が参加する。このうち、独自動車大手アウディなど3社は準パートナーとして参加する。

同プロジェクトは、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)が支援する「エレクトロモビリティーの資源効率に優れる軽量構造研究・技術センター(FOREL)」の取り組みの一環に位置付けられる。

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