2011/8/1

欧州ビジネスウオッチ

日本パーカライジング、独塗装設備大手に出資

この記事の要約

独塗装設備大手のデュルは7月25日、株式の0.4%を日本パーカライジングが取得したと発表した。デュルは日本パーカライジングの子会社パーカーエンジニアリングに出資しており、今回の出資により協力関係を強化。日本の自動車メーカ […]

独塗装設備大手のデュルは7月25日、株式の0.4%を日本パーカライジングが取得したと発表した。デュルは日本パーカライジングの子会社パーカーエンジニアリングに出資しており、今回の出資により協力関係を強化。日本の自動車メーカーを顧客として獲得していく考えだ。

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デュルは今年5月、パーカーエンジニアリングの第3者割当増資で議決権付き株式10%を取得した。引受株価は計2億2,149万円で、日本パーカライジングはこのとき得た売却益を全額、今回のデュル株取得に充てた。

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デュルは主に欧州の自動車メーカー向けに塗装設備を製造してきた。今後は日本メーカーとの取引を本格化する方針で、特に日本メーカーの東南アジア工場に製品を納品したい考えだ。

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両社は自動車メーカー向けの塗装設備案件でそれぞれが開発した新技術の導入も含めて協力。メーカー各社により質の高い技術・サービスを提供し競争力を強化していく。

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