2011/12/12

総合 –EUウオッチャー

ギリシャの12年予算案が可決、財政再建の道筋固まる

この記事の要約

ギリシャ議会は6日、2012年予算案を賛成多数で可決した。先月発足した新政権がまとめた予算案は、財政緊縮や債務の棒引きにより、財政赤字を今年の国内総生産(GDP)比9%から5.4%に圧縮するという内容。これによりギリシャ […]

ギリシャ議会は6日、2012年予算案を賛成多数で可決した。先月発足した新政権がまとめた予算案は、財政緊縮や債務の棒引きにより、財政赤字を今年の国内総生産(GDP)比9%から5.4%に圧縮するという内容。これによりギリシャは債務危機打開に向けた財政再建の道筋が整った。

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パパデモス首相率いる新政府は、主要3党の連立政権であることから、予算案は賛成258、反対41の圧倒的多数で可決された。

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同予算では、歳出を前年比6.5%減の730億ユーロに削減。さらに、ギリシャ国債を保有する民間銀行に対する債務の50%棒引きにより、財政赤字を大幅に削減する。累積公的債務は今年のGDP比161.7%から145.5%に減らす。

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