2012/5/14

競争法

スロバキア・テレコムが独占悪用、欧州委が異議告知書送付

この記事の要約

欧州委員会は8日、独通信最大手ドイツテレコムのスロバキア子会社であるスロバキアテレコムが、国内での独占的な地位を悪用しているとして、両社に異議告知書を送付したことを明らかにした。\ 問題となっているのは、ブロードバンド・ […]

欧州委員会は8日、独通信最大手ドイツテレコムのスロバキア子会社であるスロバキアテレコムが、国内での独占的な地位を悪用しているとして、両社に異議告知書を送付したことを明らかにした。

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問題となっているのは、ブロードバンド・サービス通信網の開放。欧州委によると、EUでは2002年から各国の通信インフラを独占している通信事業者に対して、他社に適正価格で通信網をリースすることを義務付けているが、スロバキアテレコムは回線使用料を不当に高い価格に設定し、他社が収益を上げられないようにしているという。

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欧州委は同問題に関する調査を2009年に開始。これまでの調査で、スロバキアテレコムがEUの競争法に違反し、独占的地位を悪用していることが裏付けられたとして、是正手続きの第1段階である異議告知書の送付に踏み切った。

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英フィナンシャル・タイムズによると、ドイツテレコムとスロバキアテレコムは、競争法違反を否定している。

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