2013/5/27

欧州ビジネスウオッチ

ダイムラー、アジアのトラック事業を統合

この記事の要約

独自動車大手のダイムラーは23日、アジアのトラック事業をダイムラー・トラック・アジアの下に統合すると発表した。シナジー効果を引き出すことが狙いで、傘下の三菱ふそうトラック・バス(MFTCB)とインド子会社ダイムラー・イン […]

独自動車大手のダイムラーは23日、アジアのトラック事業をダイムラー・トラック・アジアの下に統合すると発表した。シナジー効果を引き出すことが狙いで、傘下の三菱ふそうトラック・バス(MFTCB)とインド子会社ダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ(DICV)を製品開発、生産、調達分野で連携させる計画だ。

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三菱ふそうの昨年のトラック・バス販売台数は17万5,000台だった。DICVは昨年秋に生産を開始したばかり。Daimlerは両社の生産台数を2020年までに29万台以上に引き上げるとしている。

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三菱ふそうとDICVの提携は同日付でスタート。DICVのチェンナイ本社工場では三菱ふそうの5モデル(車両総重量9~16トンの中型トラック「FA」「FI」と同25~49トンの大型トラック「FJ」「FO」「FZ」)を生産し、アジアとアフリカの計15カ国に輸出する。三菱ふそうとDICVは合併せず、今後もダイムラーの独立した子会社として事業を展開する。

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