2013/8/19

産業・貿易

EU内の銀行支店閉鎖、12年は5500件

この記事の要約

EU内の銀行が、金融危機と信用不安による経営環境悪化を受けて、コスト削減策として支店を次々と閉鎖している。欧州中央銀行(ECB)の統計によると、2012年には域内で全体の2.5%に相当する5,500支店が閉鎖。リーマンシ […]

EU内の銀行が、金融危機と信用不安による経営環境悪化を受けて、コスト削減策として支店を次々と閉鎖している。欧州中央銀行(ECB)の統計によると、2012年には域内で全体の2.5%に相当する5,500支店が閉鎖。リーマンショックに端を発した金融危機が発生した2008年から4年間で約2万支店が閉鎖され、支店数は8%減少した。

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2011年の閉鎖数は7,200店舗。12年はこれを下回ったものの、なお相当の規模となっており、支店数は21万8,687店に縮小した。

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12年の閉鎖はギリシャが全体の5.7%(219支店)と最高。スペインが4.9%、アイルランドが3.3%、イタリアが3.1%で続く。

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一方、中東欧では増加傾向にあり、ポーランドで4%、チェコで2.3%、リトアニアで1.8%増えた。

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