2013/11/11

欧州ビジネスウオッチ

富士フイルム、インクジェット分野で独社と提携

この記事の要約

富士フイルムは5日、印刷機械大手の独ハイデルベルガー・ドゥルックマシーネンとインクジェットプリンティング分野で業務提携することで基本合意したと発表した。両社は今年1月からCTP(コンピューター・トゥ・プレート=コンピュー […]

富士フイルムは5日、印刷機械大手の独ハイデルベルガー・ドゥルックマシーネンとインクジェットプリンティング分野で業務提携することで基本合意したと発表した。両社は今年1月からCTP(コンピューター・トゥ・プレート=コンピューターによって作成されたプリプレスデータをフィルムを介さずに、ダイレクトに刷版に焼き付けて出力する技術)版の分野で販売提携しており、今回の合意により提携範囲を拡大する。技術力と販売力を相互活用してシナジーを引き出す意向だ。

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印刷市場では、印刷物の多品種・小量化が進んでおり、小ロット印刷に適したデジタル印刷のニーズが今後一段と拡大すると見込まれている。両社はデジタル印刷のなかでも特に将来性の大きいインクジェットプリンティング分野で業務提携する。商業印刷、パッケージ印刷にターゲットを据える。

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具体的にはインクジェットデジタル印刷機の販売面で協業するほか、相互の技術提供を進めていく。次世代インクジェットデジタル印刷機に関する相互の技術提供も今後、検討する。

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