EU首脳会議、次期中期予算で合意できず
加盟国は20、21日に開いた臨時首脳会議で同問題を協議したが、離脱した英国の拠出がなくなることで財源に穴が開くことから予算縮小を主張する一部の国と、補助金確保のため増額を求める国が対立し、合意に至らなかった。
ミシェルEU大統領(欧州理事会常任議長)は臨時首脳会議を前にした15日、妥協案として次期予算をGNI比1.074%の約1兆900億ユーロとする案を提示した。
これを受けてミシェルEU大統領は、21日に再開した会議で、純拠出国側に配慮してGNI比1.069%とする案を出したが、双方からまったく相手にされず、計30時間近くに及んだ協議は溝が埋まらないまま終了した。