欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/6/8

西欧

ボーダフォン、米リバティと資産交換で交渉

この記事の要約

携帯電話サービス大手の英ボーダフォンは5日、欧州最大のケーブルテレビ(CATV)運営会社である米リバティ・グローバルと一部資産の交換に向けた交渉を行っていることを明らかにした。リバティが欧州で展開するCATV事業の一部を […]

携帯電話サービス大手の英ボーダフォンは5日、欧州最大のケーブルテレビ(CATV)運営会社である米リバティ・グローバルと一部資産の交換に向けた交渉を行っていることを明らかにした。リバティが欧州で展開するCATV事業の一部を取得することで、携帯電話と有料テレビ、インターネット、固定電話サービスをパーケージで提供する事業を強化するのが狙いとみられる。

両社をめぐっては、合併観測が浮上していた。ボーダフォンは合併交渉を否定し、資産交換について協議していることを明らかにした。

リバティは欧州の12カ国で事業を展開している。資産交換の対象は不明だが、ロイター通信によると、業界関係者らの間ではボーダフォンがリバティの英CATV部門ヴァージン・メディアの取得を目指しているといった見方が出ている。