中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2012/10/24

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

サノフィのチェコ子会社、トルコを抗生剤生産拠点として重視

この記事の要約

仏製薬大手サノフィのチェコ子会社ゼンティヴァがトルコを抗生剤の輸出向け生産拠点として強化する。国内西部のクルクラーレリ県リュレブルガズ市にある工場が、2013年第1四半期にも約40カ国への輸出を開始する計画という。ゼンテ […]

仏製薬大手サノフィのチェコ子会社ゼンティヴァがトルコを抗生剤の輸出向け生産拠点として強化する。国内西部のクルクラーレリ県リュレブルガズ市にある工場が、2013年第1四半期にも約40カ国への輸出を開始する計画という。ゼンティヴァ・トルコ子会社のアスラン社長が先ごろ、現地日刊紙『Sabah』のインタビューで明らかにした。

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ゼンティヴァはジェネリック医薬品で中東欧市場を中心に強固な基盤を持つ。2007年にトルコの産業グループ、エジザージュバシュの医薬品部門を買収し、現地生産を開始した。ゼンティヴァは国内製薬メーカーとしては最大規模で、ブルガリア国境にも比較的近いリュレブルガズ工場の年間生産能力は4億5,000万パッケージに上る。トルコ子会社は全社生産高の4分の1を製造する重要な生産拠点で、研究開発部門も備える。従業員数は1,000人を超える。

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サノフィは今年4月、中東管理本部をドバイからイスタンブールに移転。トルコの戦略上の重要性が強まっている。

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