2014/11/26

チェコ・スロバキア

チェコ航空メーカーが好調、売上成長率は業界9位

この記事の要約

チェコの老舗航空メーカーであるエアロ・ヴォドホディは24日、昨年の増収率が29%と、世界の航空機製造業界で9番目に大きかったと発表した。プライスウォーターハウスクーパースがまとめた最新の航空機製造業ランキングでも100位 […]

チェコの老舗航空メーカーであるエアロ・ヴォドホディは24日、昨年の増収率が29%と、世界の航空機製造業界で9番目に大きかったと発表した。プライスウォーターハウスクーパースがまとめた最新の航空機製造業ランキングでも100位につける。今後も新型機への部品供給などで事業を拡大し、創業100年に当たる2018年には13年比で売上高を倍増させる計画だ。

ヴォドホディの2013年売上高は38億コルナで、純益は29.9%増の3億4,300万コルナに成長した。エンブラエルの軍用輸送機「KC-390」のほか、貨物機のエアバス「A321ネオ」、ボンバルディア「Cシリーズ」の部品を手がける。これらの航空機が量産体制へ移行することなどで、同社の売上高は2018年までに13年比で100%以上増加する見通しだ。

ヴォドホディは1919年の創立。2001年以来、チェコ軍に「L-159」を納入するなど、独自航空機も手掛ける。2007年に投資会社ペンタに買収されて以来、黒字決算を続ける。現在の従業員数は1,900人を超え、2010年末から800人近く増加した。(1CZK=5.32JPY)