2015/10/14

自動車

初のEV充電設備が稼働、モスクワ市のパーキングメーター区間で

この記事の要約

モスクワ市で6日、電気自動車(EV)向け充電設備が時間制限駐車区間(パーキングメーター区間)に初めて設置され、稼働を開始した。環境負荷の小さい交通機関を促進するモスクワ市の取り組みの一環で、EV普及の障害となっている充電 […]

モスクワ市で6日、電気自動車(EV)向け充電設備が時間制限駐車区間(パーキングメーター区間)に初めて設置され、稼働を開始した。環境負荷の小さい交通機関を促進するモスクワ市の取り組みの一環で、EV普及の障害となっている充電機会の不足を解消する狙い。市では来年末までに150基を設置する方針だ。

このプロジェクトは市政府が送配電公社ロスセーチーと協力して進めている。充電設備に適した場所を市が提供し、ロスセーチーが設置する形だ。

ロスセーチーによれば、3~4カ月以内にモスクワ第3環状道内に50基を、来年末までに150基を設ける。2015年内は無料で充電できる。

ロスセーチーはすでに独自プロジェクトとして、モスクワ市内のガソリンスタンドなどで約30基を設置・稼働している。2018年末までに国内10地域で1,000基を運営する方針だ。

メドベージェフ首相による8月の政令で、国内の全ガソリンスタンドに来年11月1日までの充電設備設置が義務付けられたこともあり、インフラ整備は徐々に進んでいきそうだ。