2015/10/28

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

トルコ政府、セルビア、ボスニアと経済関係強化へ

この記事の要約

トルコ政府は19日、セルビアの首都ベオグラードで、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ両政府と経済関係の強化を目的とした行動計画書に調印した。2016年から18年にかけて農業やエネルギー、観光の各分野で提携を進める。今後は […]

トルコ政府は19日、セルビアの首都ベオグラードで、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ両政府と経済関係の強化を目的とした行動計画書に調印した。2016年から18年にかけて農業やエネルギー、観光の各分野で提携を進める。今後は各国の代表者からなる委員会を設置し、定期的な会合を通じて協力深化の可能性を探る。

調印式にはトルコのゼイベクチ経済相、セルビアのリャイッチ貿易商業相、ボスニアのサロビッチ貿易経済相が出席した。ゼイベグチ経済相はトルコ現地紙『アナドル通信』とのインタビューで、「トルコは両国と自由貿易協定を締結して10年以上になるが、当初の目標は達成できていない。協定を新しいものにする必要がある」と述べた。また、3カ国の経済協力にはトルコの銀行の役割が重要になるとの考えを示した。同日にはトルコ最大手銀の1つで国営のハルク銀行がベオグラードに初の支店を開設している。