化学

Linde AG―クリーニング事業から撤退―

工業ガス大手の独Linde(ミュンヘン)が5年前に立ち上げた衣類のクリーニングサービス事業から撤退する。当初の予想に反して需要が低迷しているためで、すでに国内で展開する10拠点のうち7拠点をクリーニング事業者に売却。残り […]

エボニク、IPO見送り

独化学大手エボニクの過半数資本を持つRAG財団は23日、今秋に予定していた同社の株式公開(IPO)を見送ると発表した。金融・資本市場が不安定で、リスクが大きいと判断した。IPOの準備は済んでいるため、市場環境が整えばすみ

Bayer CropScience AG―バイオ分野のR&D投資を倍増―

Bayerの農業科学子会社Bayer CropScience(モンハイム)は15日、新たな事業戦略を発表した。新しい農薬の導入や研究開発(R&D)費の拡大を通して競争力を強化していく。 \ 同社は環境負荷の小さ

―シンガポール上場へ―

スイスのファインケミカルメーカーLonza(バーゼル)は16日、シンガポール証券取引所(SGX-ST)で株式公開する計画を発表した。現地でのプレゼンスと資金調達を強化する狙い。第4四半期の上場を見込む。 \ 同社は医薬品

Lanxess

化学大手のLanxessは16日、独東部のビターフェルト・ヴォルフェンの新工場を稼働させたと発表した。同工場では水質浄化膜を生産する。投資額は約3,000万ユーロ。約200人の雇用を創出した。 \

高効果のポリマー系トランスフェクション試薬開発

DNAなどの核酸を効果的に動物細胞内に導入する新たなトランスフェクション試薬の開発にバイロイト大学の研究チームが成功した。同試薬はPDMAEMAと呼ばれるポリマーをDNAの運び屋(ベクター)として利用、従来はウイルスを利

7月製造業売上4.1%増に

ドイツ連邦統計局が8日発表した2011年7月の製造業売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比4.1%増(暫定値)と急増し、6月の同0.1%減(修正値)から大幅に改善した。プラス成長は3カ月ぶり。国内売上が4.

ElringKlinger AG―金型メーカーHummelを買収―

自動車部品メーカーのElringKlinger(デッティンゲン・アン・デア・エムス)は12日、射出成型プラスティック部品用の金型を手がけるHummelグループを買収すると発表した。樹脂製の軽量部品分野でノウハウを強化する

Daimler AG―EVのコンセプトカーをBASFと開発、IAAで公開へ―

自動車大手のDaimler(シュツットガルト)は1日、電気自動車(EV)のコンセプトカーを化学大手のBASFと共同開発したと発表した。省エネ、樹脂部品の投入により車体軽量化、車内温度管理の効率化などを追求。これらの効果に

―業績予測引き下げ―

スイスの特殊化学大手Clariant(ムッテンツ)は5日、2011年の業績予測を下方修正した。世界経済の減速とスイスフラン高を受けたもので、売上高を従来予測の78億~80億フランから70億~72億フラン、売上高営業利益率

Brenntag AG―英同業Multisol買収―

大手化学商社の独Brenntag(ミュールハイム)は2日、潤滑油と原料油に特化した英同業のMultisolグループを買収すると発表した。事業のネットワークとノウハウを強化する狙い。買収金額は1億2,800万ユーロで、独禁

独化学業界、第2四半期生産・売上高が減少

独化学工業会(VCI)が5日発表した2011年第2四半期の業界生産高(製薬を含む)は前期比で0.6%減少した。比較対象の第1四半期の業績が極めて良好だったことの反動が出たほか、営業日数が少なかったことが響いた格好で、業界

独自の基準で自然派製品、価格に敏感な健康志向派にターゲット

人工香料・着色料を使わない食料品などを市場投入するメーカーが増えている。オーガニック認証製品を購入するほどの金銭的なゆとりはないものの、体により安全な製品を求める消費者が増えていることが背景にある。「より健康に良い」製品

韓国、カザフとの経済関係強化

韓国の李明博大統領がカザフスタンを訪問した25日、両国間で2件の大型プロジェクト契約が締結された。李大統領は2008年の就任以来毎年、カザフスタンのナザルバエフ大統領と会談しており、09年には戦略パートナーシップの強化で

輸入物価が再上昇、7月上げ幅は7.5%に

ドイツ連邦統計局が26日発表した2011年7月の輸入物価指数は前年同月比の上げ幅が7.5%となり、前月の同6.5%を1ポイント上回った。上昇は2月以来で5カ月ぶり。石油価格の高騰に押され全体が強く押し上げられた格好。ただ

Bosch―ボート用などのLi-ion電池開発へ―

自動車部品大手の独Bosch(シュツットガルト)は23日、自動車以外の分野に用いる次世代の高性能リチウムイオン(Li-ion)電池を開発すると発表した。7,500万ユーロを投じて同国東部のアイゼナハに同電池の素材と製造技

Evonik Industries AG―塗料原料の生産能力強化へ―

化学大手の独Evonik(エッセン)は25日、塗料の原料となるメタクリル酸メチル(MMA)の生産能力を増強すると発表した。自動車用塗料の需要拡大に対応。同社の世界生産能力を現在の年58万トンから5万トン引き上げる。 \

水素をエネルギー源とする深海共生系発見

マックス・プランク海洋微生物学研究所(MarMic)を中心とする国際研究チームは、深海の熱水噴出孔に生息する無脊椎動物で、水素をエネルギー源とする化学合成細菌を共生させて生命を維持する種があることを発見した。これまでに硫

塗料・インキ値上がりの見通し

塗料や印刷インキの価格が上昇する見通しだ。原料価格が高騰しているためで、白色塗料の原料である酸化チタンは昨年秋以降、およそ30%値上がりしたという。独塗料・印刷インキ産業連盟(VdL)のペーター・ベッカー会長が『フランク

米バークシャーのルブリゾール買収を認可

欧州委員会は25日、著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイが特殊化学メーカーの米ルブリゾールを買収する計画を認可したと発表した。バークシャー傘下の化学メーカーとルブリゾールの垂直

BASF 、アクリル酸工場をブラジルに建設

独化学大手の独BASFは19日、ブラジル東部のバイーア州カマカリにアクリル酸の総合生産施設を建設すると発表した。同社が南米にアクリル酸工場を設置するのは今回が初めて。アクリル酸を原料とする高分子吸収材やアクリル樹脂などの

生産者物価指数、4カ月連続で記録更新

ドイツ連邦統計局が19日発表した2011年7月の生産者物価指数(2005年=100)は前年同月比5.8%増の116.8となり、金融・経済危機前の08年7月に記録した過去最高を4カ月連続で上回った。エネルギー価格が全体を強

BASF SE―アクリル酸工場をブラジルに建設―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は19日、ブラジル東部のバイーア州カマカリにアクリル酸の総合生産施設を建設すると発表した。同社が南米にアクリル酸工場を設置するのは今回が初めて。アクリル酸を原料とする高分子

導電性と伸びを兼ね備えたゴムを開発

高い導電性と伸び性能を持つゴム材の開発にドレスデン・ライプニッツ・ポリマー研究所(IPF)のゲルト・ハインリッヒ教授を中心とする共同研究チームが成功した。常温溶解塩(イオン液体)を用いて多層カーボンナノチューブ(多層CN

クレオソート利用、産業界でも禁止

欧州委員会はこのほど、化学物質クレオソートをEU内で産業用に使用することを2013年5月1日から原則的に禁止すると発表した。クレオソートの一般消費者による利用は2003年から禁止されており、今回の決定で全面的に利用が制限

ヘンケル(2011年4-6月期決算)

2011年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は3億6,600万ユーロで、前年同期から34%増加。新興国での販売が好調だった。インド事業の売却による特別利益も収益を押し上げた。売上高は1.6%増の40億ユーロ。 \

ドイツ経済にも黄信号か、DAXが10営業日で20%下落

ドイツ経済の先行きが読みにくくなってきた。最近相次いで発表されている4-6月期決算をみると、大手企業の多くが大幅な増収増益を記録。同期の国内総生産(GDP)もプラス成長を確保したとみられる。一方、金融市場は米国とユーロ諸

独製造業売上、6月は前月比微増に改善

ドイツ連邦統計局が8日発表した2011年6月の製造業売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.1%増(暫定値)となり、5月の同0.9%減から改善した。国内売上が0.2%増加。ユーロ圏外も0.6%拡大した。ユ

Bayer AG―工場の国外移転も、原発廃止で―

製薬・化学大手の独Bayer(レバークーゼン)が工場の国外移転を視野に入れ始めた。原発廃止の前倒しが決まったことで、ドイツの電力料金上昇が避けられなくなったためだ。同社のマライン・デッカー社長が経済誌『ヴィルツシャフツヴ

製薬・化学業界のR&D投資、10年は8%増加

ドイツ化学工業会(VCI)は3日、独製薬・化学業界の2010年の研究・開発(R&D)投資額が前年比8%増の94億ユーロに拡大したと発表した。景気回復に伴い、これまで投資を抑制していた化学企業が拡大に転じたため額

ロイヤルDSM(2011年4-6月期決算)

2011年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は3億9,200万ユーロで、前年同期の1億4,700万ユーロから急増。保有株式の売却による特別利益2億2,600万ユーロが収益を押し上げた。食品成分、ポリマー事業も好調だった

シトロエン、新型車に帝人のPC樹脂採用

仏シトロエンは、新型車「DS5」のクォーター・ウィンドウに、帝人化成の開発したポリカーボネート(PC)樹脂「パンライト」製のグレージングを採用した。車体の軽量化により燃費を向上させ、より環境に配慮した自動車を目指す。 \

炭素繊維製造設備を独4社が共同販売

ドイツの機械メーカー4社が炭素繊維製造のフル生産ラインを共同で販売している。1日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じたもので、すでに中国企業との取引が成立したという。 \ 販売提携するのはTruetzschler

塩素メーカーが効率改善でコスト増に対応

電力価格の高騰や環境保護に対する関心の高まりを背景に、欧州の塩素メーカーが製造拠点の近代化を進めている。独バイエルはデュッセルドルフ近郊のクレーフェルト工場に高効率・低公害の新プラントを設置、蘭アクゾノーベルも1億4,0

BASF SE―リビア内戦が営業益を圧迫―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)が7月28日発表した2011年4-6月期(第2四半期)決算の営業利益(EBIT、特別項目を除く)は前年同期比1.4%増の22億3,700万ユーロと、小幅な伸びにとどまった。

Merck KGaA―第2四半期赤字転落、業績予測を下方修正―

製薬・化学大手の独Merck(ダルムシュタット)が7月27日発表した2011年4-6月期(第2四半期)連結決算は、税引き後損益が8,400万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(1億8,690万ユーロ)から大幅に悪化した。

Fresenius Medical Care AG & Co. KGaA―米同業2社買収へ―

総合医療大手Freseniusの人工透析子会社Fresenius Medical Care(FMC、バート・ホンブルク)は2日、米国の同業2社を買収すると発表した。取引総額は約21億ドル。買収により同国市場最大手の地位を

Braskem

ブラジルの化学大手Braskemがドイツで生産拠点を獲得する。米Dow Chemicalからポリプロピレン事業を譲り受ける契約の一環で、ケルン近郊のヴェッセリング、独東部のシュコパウにある工場を取得。欧州で初めて生産施設

Linde

工業ガス大手の独Lindeと建設大手の米Bechtelが北米のエチレン製造装置事業で提携する。シェールガス(シェール層から採取される天然ガスで、近年になって採掘が可能になった)の生産拡大を受けて化学メーカーの間でエチレン

Bayer

複合企業の独Bayerが国外子会社で業務の集約に取り組む計画だ。昨年11月に打ち出したコスト削減プログラムの一環で、これまで農薬、医薬品、樹脂の3部門がそれぞれ個別に行ってきた人事、財務、調達などの業務を各国の統括会社に

バイエル(2011年4-6月期決算)

2011年4-6月期(第3四半期)決算の純利益は7億4,700万ユーロで、前年同期から41%増加。製薬部門は2.3%の減収となったが、農薬、マテリアル・サイエンス部門が好調だった。売上高は0.8%増の93億ユーロ。 \

BASF(2011年4-6月期決算)

2011年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は14億5,000万ユーロで、前年同期から22%増加。プラスチック、化学部門で需要増大を背景に値上げが可能となり、収益が拡大した。売上高は14%増の185億ユーロ。 \

クラリアント(2011年4-6月期決算)

2011年4-6月期(第2四半期)決算の利払い前・税引き前・償却前利益(EBITDA)利益は2億4,100万スイスフラン(約2億1,000万ユーロ)で、前年同期から9.5%減少。スイスフラン高による利益目減りと原材料コス

6月生産者物価5.6%上昇、上げ幅は2カ月連続で緩む

ドイツ連邦統計局が20日発表した2011年6月の生産者物価指数は前年同月を5.6%上回った。上げ幅は依然大きいものの、2カ月連続で縮小。直近のピークである4月(同6.4%)からは0.8ポイント低下した。前月比の変動率は+

Merck

化学大手の独Merckは25日、有機薄膜太陽電池(OPV)向け半導体素材の開発でカーボン素材開発の米Nano-C-Inc.と提携したと発表した。電力変換効率で10%以上が見込める次世代OPV材料を開発していく。 \

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