化学

3月インフレ率7.4%に低下、コアベースでは上昇続き5.8%に

ドイツ連邦統計局が13日発表した3月の消費者物価指数は前年同月比7.4%増となり、インフレ率は前月(8.7%)から1.3ポイント低下した。エネルギーの上げ幅が前月の19.1%から3.5%へと大幅に縮小したことが大きい。た […]

製造業新規受注が21年6月以来の上げ幅に、2月は4.8%

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が5日発表した2月の製造業新規受注指数(2015年=100)は物価・季節・営業日数調整後の実質で前月比4.8%増の107.2(暫定値)となり、21年6月以来の高い伸びを記録した。増加は3カ月連

鉱工業生産が20年12月以来の水準まで回復

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が6日発表した2月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価・季節・営業日数調整後の実質で前月比2.0%増の101.1(暫定値)となり、2020年12月以来の高い水準を記録した。同指数の改善

薬価規制を緩和へ、医薬品供給不足を受け法案を閣議了承

ドイツ政府は5日の閣議で、「後発医薬品の供給不足克服と小児薬の供給改善のための法律(ALBVVG)」案を了承した。厳しい薬価規制のしわ寄せで抗生物質や降圧剤など重要な医薬品の供給不足がここ数年、深刻化している現状を改める

ユミコア、固体電池開発の米ブルーカレントに少数出資

ベルギーの非鉄金属大手ユミコアは3月30日、固体電池技術開発の米ブルーカレントに少数株主として資本参加すると発表した。全固体電池技術の開発に向けて協力を強化する。両社はすでに共同開発契約を交わしており、ユミコアの電池材料

ノルディック―グリーン水素事業に参入―

陸上風力発電用のタービンを手がける独ノルディックは3月31日、グリーン水素分野の合弁会社2社を設立したと発表した。風力タービン市場は競争が厳しいことから、安定した経営を保てるようにするため、将来性の高い水素事業に参入する

ビオンテック―がん治療薬の独占権を中国企業から取得―

バイオ医薬品大手の独ビオンテックは3日、中国同業の映恩生物(デュアリティ・バイオ)からがん治療薬「DB-1311」と「DB-1303」の世界独占開発・生産・販売権を取得することで合意したと発表した。ビオンテックは新型コロ

バイエル―ウクライナに6000万ユーロ投資―

ライフサイエンス大手の独バイエルは4日、ウクライナ北部のPochuiky(ジトーミル州)にある工場に6,000万ユーロを投資すると発表した。種子調整施設を拡張する意向で、機械と防空壕を設置する。 バイエルは同工場を201

機械業界で材料・部品不足が一段と改善

ドイツの機械業界で材料・部品不足の改善が進展していることが、業界団体VDMAが3月30日に発表した会員企業アンケート調査結果で分かった。チーフエコノミストのラルフ・ヴィーヒャース氏は、「状況は昨年半ば以降、一歩一歩改善し

独ヘンケルのロシア資産、現地投資会社が買収か

●当該の投資会社は地場製薬大手ファームスタンダードを所有 ●売却契約には将来的に資産を買い戻す権利が含まれている 独化学大手ヘンケルのロシア資産が売却されるもようだ。経済紙『ヴェドモスチ』が3月28日、情報筋の話として伝

独ヘンケルのロシア資産、現地投資会社が買収か

独化学大手ヘンケルのロシア資産が売却されるもようだ。経済紙ヴェドモスチが3月28日、消息筋の話として伝えたもので、露製薬大手ファームスタンダードの親会社である現地投資会社キスメトキャピタル(Kismet Capital)

ソラリスの燃料電池バス、独ハンブルクから5台受注

ポーランドのバス大手ソラリス は3月24日、独ハンブルクの公共交通公社ハンブルガーホッホバーンから燃料電池バス「ウルビーノ12ハイドロジェン」5台を受注したと発表した。2024年4-6月期(第2四半期)以降の納車を予定す

ソラリスの燃料電池バス、独ハンブルクから5台受注

●「ウルビーノ12ハイドロジェン」は来年4-6月以降に納車 ●水素燃料1,560リットルで最長350キロメートルを走行可能 ポーランドのバス大手ソラリスは24日、独ハンブルクの公共交通公社ハンブルガーホッホバーンから燃料

メルセデスベンツ―提携先が独電池材料工場の建設開始―

高級乗用車大手の独メルセデスベンツは28日、戦略パートナーである独カナダ系の資源スタートアップ企業ロック・テック・リチウムがドイツ東部のグーベンでリチウム工場の鍬入れ式を行ったと発表した。同工場で生産する水酸化リチウムは

ホイバッハ―エネ高騰で人員削減へ―

独顔料大手ホイバッハ・グループがフランクフルトのヘキスト工業団地にある工場で従業員の25%に当たる250人を整理する意向だ。従業員代表の情報をもとに『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が22日、報じた。エネルギー価格の高

22年の河川輸送は統一後最低に、渇水と生産減で

ドイツ連邦統計局が27日に発表した国内河川の2022年の貨物輸送量は前年比6.4%減の1億8,200万トンとなり、東西ドイツ統一(1990年)後の最低を記録した。猛暑に伴う8月の水位低下と、主要な輸送財の生産減が響いた格

フォルクスワーゲン―スペイン電池工場着工―

自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は17日、スペイン東部サグントで車載電池セル工場の定礎式を行った。新工場は同国自動車産業の将来にとって大きな意味を持つことから、式典にはペドロ・サンチェス首相や国王フェリペ6世が出席

ウイングコプター―燃料電池搭載機を共同開発―

配達ドローン開発・製造の独ウイングコプターは16日、独ZAL応用航空研究センターと共同で水素燃料電池を動力源とする電動垂直離着陸機(eVTOL)を開発すると発表した。リチウムイオン電池を用いたこれまでの機材よりも航続距離

ガラスの出荷価格が27%上昇

ドイツ連邦統計局が16日発表したガラス・ガラス製品の1月の出荷価格は前年同月を平均26.9%上回った。エネルギーと原料の価格高騰が反映されている。上げ幅は非着色瓶で最も大きく40.2%を記録。着色瓶は37.0%、保存瓶は

ラトビアの製薬会社、今後5年で1億ユーロを投資

●製品数を増やすとともに、設備の刷新で生産能力を強化する ●オラインファームは欧州・アジア事業を大きく拡大する計画 ラトビアの製薬会社オラインファームは20日、総額1億ユーロの5カ年投資計画を発表した。開発を通じて製品の

東レ、独でグリーン水素製造装置向け中核部材の生産拡大

東レは17日、グリーン水素製造用の固体高分子(PEM)形水電解装置向けに、中核部材である触媒付き電解質膜(CCM)の生産をドイツで拡大すると発表した。グリーン水素の需要が今後、飛躍的に拡大すると見込まれることを踏まえ、生

ポーランドのPKNオルレン、プラハに水素ステーション開設

ポーランド石油最大手PKNオルレンは10日、チェコ子会社オルレン・ウニペトロルがプラハの水素ステーションの稼働を開始したと発表した。事業戦略「オルレン2030」の一環で、今年後半にはポーランドのポズナンとカトヴィツェでも

食品の上げ幅がエネを上回る、コアインフレ率は上昇鈍化

ドイツ連邦統計局が10日発表した2月の消費者物価指数は前年同月比8.7%増となり、インフレ率は前月と同じ高水準にとどまった。同月は食料品の上げ幅がエネルギーを上回ったうえ、コアのインフレ率が一段と上昇しており、値上げの中

鉱工業生産が20年6月以来の増加幅に、1月は+3.5%

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が8日発表した1月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価・季節・営業日数調整後の実質で前月比3.5%増の98.9(暫定値)となり、2000年6月以来の高い伸びを記録した。前月に大幅減とな

エシティ―量産ベースの水素製紙に世界で初めて成功―

スウェーデンのパーソナルケア用品大手エシティは9日、製造工程で二酸化炭素(CO2)を一切、排出せずに製紙を行うことに成功したと発表した。再生可能エネルギー電力に加え、グリーン水素を投入することで実現した。製紙に水素を投入

フォルクスワーゲン―初の北米電池工場は加オンタリオ州に―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は13日、カナダ南東のオンタリオ州セントトーマスに車載電池セル工場を建設すると発表した。同社が欧州域外に設置する初のセル生産拠点となる。北米で生産するグループブランドの電気自動車(

BASF―中国に新工場、アクリル系製品生産へ―

化学大手の独BASFは13日、基礎化学品から川下までの幅広い製品を手がける中国・湛江の総合生産施設(フェアブント拠点)でアクリル系製品工場の鍬入れ式を行った。中国とアジアでアクリルモノマーの需要が拡大していることに対応。

独社がモーリタニアでグリーン水素プロジェクト、欧州に輸出

エネルギー分野のプロジェクト開発を手がける独コンユンクタは9日、同社が参加する国際コンソーシアムがモーリタニアにグリーン水素プラントを設置することで同国政府と基本合意したと発表した。モーリタニアはグリーン水素製造の有力国

化学・製薬業界の生産高、今年は5%減少

独化学工業会(VCI)は9日、同国化学・製薬業界の生産高が今年は前年比で約5%減少するとの予測を発表した。エネルギー、原料価格がここ数カ月で大幅に低下するなど薄明かりが見えてきたものの、エネルギー価格は国際的に比較すると

ポーランドのPKNオルレン、プラハに水素ステーション開設

●30年までに中欧地域で100以上の水素ステーション設置を目指す ●水素インフラ開発を通じ同地域の排出ゼロ輸送の主導権を握る ポーランド石油最大手PKNオルレンは10日、チェコ子会社オルレン・ウニペトロルを通じ、プラハで

スロベニアの後発薬大手レク、バイオシミラー開発に4億ドル

●4億ドルは同社にとり過去最大、同国経済にとっても最大規模 ●レクはノバルティスのジェネリック子会社サンドの傘下企業 スロベニアのジェネリック(後発医薬品)大手レク(Lek)は9日、同国東部レンダヴァにバイオシミラー(バ

エシティ、量産ベースの水素製紙に成功

スウェーデンのパーソナルケア用品大手エシティは9日、製造工程で二酸化炭素(CO2)を一切、排出せずに製紙を行うことに成功したと発表した。再生可能エネルギー電力に加え、グリーン水素を投入することで実現した。製紙に水素を投入

BASF、中・独に香料工場を新設

化学大手の独BASFは7日、中国とドイツに香料工場を新設すると発表した。世界需要の拡大を受けた措置で、広東省湛江の統合生産施設にシトラール工場、本社所在地ルートヴィヒスハーフェンの統合生産施設にメンソールとリナロールの工

メルセデスベンツ―電池リサイクルのパイロット施設を建設―

乗用車大手の独メルセデスベンツは3日、西南ドイツのクッペンハイム工場内で使用済みの車載リチウムイオン電池をリサイクルするパイロット施設の定礎式を行った。廃電池から電池材料を取り出すノウハウを集めたうえで、中長期的にリサイ

ティッセンクルップ―水素製鉄プラントをSMSに発注―

独複合企業ティッセンクルップは1日、鉄鋼子会社ティッセンクルップ・スチールが水素製鉄プラントを独設備大手SMSグループに発注したと発表した。炭素中立実現に向けた同社初の水素製鉄プロジェクトに投入する。 デュースブルク工場

BASF―中独に香料工場を新設―

化学大手の独BASFは7日、中国とドイツに香料工場を新設すると発表した。世界需要の拡大を受けた措置で、広東省湛江の統合生産施設にシトラール工場、本社所在地ルートヴィヒスハーフェンの統合生産施設にメンソールとリナロールの工

物価圧力は低下見通し、値上げ計画の企業が5カ月連続で減少

インフレ率が高止まりしている。これまで物価を最も強く押し上げてきたエネルギー価格は上昇率が低下しているものの、他の商品、サービス分野への波及が時間差で進行しているためだ。ただ、値上げの動きはすでにピークに達したとみられる

製造業新規受注2カ月連続増加、1月は+1%に

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が7日発表した1月の製造業新規受注指数(2015年=100)は物価・季節・営業日数調整後の実質で前月比1.0%増(暫定値)となり、2カ月連続で拡大した。ユーロ圏外が大きく伸びて全体をけん引した

インフィニオン―次世代半導体メーカーを買収―

半導体大手の独インフィニオンは2日、カナダ同業のGaNシステムズを買収することで合意したと発表した。パワー半導体市場での主導的な地位を一段と強化する狙い。買収金額は8億3,000万米ドルで、インフィニオンは手元資金で賄う