国家・地方自治体

ユーロ圏貿易収支が2カ月連続黒字、エネルギー輸入減で

EU統計局ユーロスタットが16日に発表した3月の貿易収支(速報値、季節調整前)統計によると、ユーロ圏の収支は256億ユーロの黒字となった。黒字となるのは2カ月連続。エネルギー輸入額が減ったことで改善が進んでいる。(表参照 […]

ユーロ圏鉱工業生産、3月は4.1%低下

EU統計局ユーロスタットが15日に発表したユーロ圏の3月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で4.1%の低下となった。マイナスとなるのは3カ月ぶり。機械など資本財が大きく低迷したことが響いた。(表参照) 分野

ユーロ圏の1~3月期GDP、0.2%増に下方修正

EU統計局ユーロスタットが16日に発表した2023年1~3月期の域内総生産(GDP)の最新統計によると、EU27カ国のGDPは前期比0.2%増となり、伸び率は速報値の0.3%から0.1ポイント下方修正された。前年同期比の

4月のユーロ圏インフレ率、確定値も7%

EU統計局ユーロスタットが17日に発表した4月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比7.0%となり、前月の6.9%を0.1ポイント上回った。インフレ率の拡大は6カ月ぶり。(表参照

英政府がEU法失効めぐる方針撤回、半数以上が適用継続へ

英政府は10日、同国が欧州連合(EU)を離脱してからも国内で適用されている全てのEU法を年内に失効させる法案を修正すると発表した。法の安定などを重視し、従来の方針を撤回。半数以上を残す。 英国ではトラス政権時の2022年

欧州投資はニアショアがけん引、対独は5年連続で減少

欧州を対象とする外国直接投資は昨年5,962件となり、前年を1%上回ったことが、コンサルティング大手アーンスト・アンド・ヤング(EY)が11日に発表した調査レポートで分かった。増加は2年連続。ドイツなど主要国への投資が低

「対中投資に審査制度導入を」=経済相

ドイツのロベルト・ハーベック経済相(緑の党)は10日ベルリンで開催された独商工会議所連合会(DIHK)のイベントで、ドイツ企業の対中国投資に審査制度を導入すべきとの立場を表明した。技術やノウハウが中国に流出し、国内から失

ハンブルク港への中国社の出資、政府がようやく承認

ドイツ政府は10日、ハンブルク港トラーオルト・コンテナター埠頭(CTT)に海運大手の中国遠洋海運集団(COSCO)が出資する計画を承認すると発表した。COSCOはCTTに24.99%出資し、「優先ハブ」として利用できるよ

1~3月の生産者物価を修正、エネ価格のデータ確定で

ドイツ連邦統計局は15日、1月から3月までの生産者物価指数(2015年=100)をすべて下方修正した。これまでの統計は、政府支援を通して天然ガス、電力料金に上限を設定するルールが未反映の暫定的なものだった。同ルールを加味

ノースボルト―独工場を北米工場と同時並行で建設―

ドイツ北部のシュレスヴィヒ・ホルシュタイン(SH)州ハイデにスウェーデンのスタートアップ企業ノースボルトが車載リチウムイオン電池セルの巨大工場(ギガファクトリー)を設置するプロジェクトは、ほぼ計画通りのタイムスケジュール

DMG MORI―軍事目的での自社製品使用を防止へ―

DMG森精機の独子会社DMG MORI(旧ギルデマイスター)は自社製の工作機械が転売され軍事目的で使われるのを防止する考えだ。同社製品が顧客の工場から撤去されたり解体された場合、遠隔操作で使用できなくできるシステムの搭載

洋上風力発電と海底送電で独・バルト3国が協業

ドイツとバルト3国の送電事業者は9日、バルト海での洋上風力発電と送電の分野で協業合意した。欧州の炭素中立実現とエネルギー安全保障に寄与するとしている。同様の取り決めは北海でも欧州9カ国が4月下旬に行った。国際協力の動きが

ソラリスの水素バス、独フランクフルト市から追加受注

●新たに10台を受注、水素ステーションも独自に設置 ●同社は欧州15都市に約120台の水素バスを納入済み ポーランドのバス製造大手ソラリスは15日、独フランクフルト・アム・マインの公共交通事業者ICBから水素バス「ウルビ

洋上風力発電と海底送電で独・バルト3国が協業

●欧州の炭素中立実現とエネルギー安全保障に寄与する試み ●投資額は風力発電パークを除き50億ユーロと見積もられている ドイツとバルト3国の送電事業者は9日、バルト海での洋上風力発電と送電の分野で協業合意した。欧州の炭素中

ポーランド中銀が8会合連続で据え置き、金利6.75%

●高金利を維持し、物価上昇率を確実に下げる狙い ●エコノミストは年内の金融緩和は行われないと予想 ポーランド中央銀行(NBP)は10日、主要政策金利である7日物レファレンス金利を6.75%に据え置くことを決めた。金利据え

ルーマニア中銀が7%で金利据え置き、3会合連続

●金利を維持し、経済成長とインフレ抑制を両立させる ●利上げは来年初めに行われる可能性=エコノミスト ルーマニア中央銀行は10日、政策金利を7%で据え置くことを決めた。据え置きは3会合連続。経済見通しの不確実性が高まる中

セルビア中銀、予想外の金利据え置き

●金利据え置きは予想外、市場は利上げを予想 ●インフレ低下が見込まれる中、高金利を維持して効果を見極め セルビア中央銀行(NBS)は11日、政策金利を6%で据え置くことを決めた。金利据え置きは予想外。市場は0.25~0.

トルコ大統領選で現職がリード、勝負は28日に持ち越し

●選挙はトルコの方向性を幅広い分野で決定づける重要なもの ●議会選挙では与党が絶対多数を獲得 トルコで14日に実施された大統領選挙は、現職のエルドアン大統領(与党・公正発展党=AKP)が野党統一候補のクルチダルオール氏(

車載電池ノースボルト、独工場を米工場と同時並行で建設

スウェーデンのスタートアップ企業ノースボルトがドイツ北部のシュレスヴィヒ・ホルシュタイン(SH)州ハイデに車載リチウムイオン電池セルの巨大工場(ギガファクトリー)を設置するプロジェクトは、ほぼ計画通りのタイムスケジュール

英の1~3月期GDPは0.1%増、2四半期連続でプラス成長

英政府統計局(ONS)が12日発表した2023年1~3月期の実質国内総生産(GDP、速報値)は、前期比0.1%増となり、2四半期連続でプラス成長となった。ただ、物価高やストライキの続発、金利上昇の影響で伸び率は小幅にとど

英政府がEU法失効めぐる方針撤回、半数以上が適用継続へ

英政府は10日、同国がEUを離脱してからも国内で適用されている全てのEU法を年内に失効させる法案を修正すると発表した。法の安定などを重視し、従来の方針を撤回。半数以上を残す。 英国ではトラス政権時の2022年9月に、約4

伊政府が労働市場改革決定、短期雇用規制緩和など

イタリア政府は1日、労働市場改革の法令を閣議決定した。雇用促進が主眼だが、労働市場の流動性を高めるため、短期雇用の規制を緩和するなど企業寄りの政策が目立ち、労組は反発している。 メーデーに合わせて発表された同法令によると

チェコがアルテミス合意に署名、宇宙探査で国際協力

●有人月面着陸や火星着陸での貢献を目指す ●同合意への署名国は24カ国に拡大 チェコは3日、米国主導の国際宇宙探査に関する政治宣言「アルテミス合意」に署名した。これにより同合意への署名国は24カ国に拡大した。 アルテミス

ウズベキスタン、IT振興狙い「大統領賞」を創設

●年間行事として定着させ、イノベーションと企業を支援する ●同国IT振興機関の登録企業の従業員であれば参加可能 ウズベキスタンが「大統領テック賞」を創設する。IT業界の成長を受けて、イノベーションと企業を支援する狙い。年

日本とブルガリア・ルーマニア、IT分野の協力を強化

●経済大臣の訪問はブルガリアが約50年ぶり、ルーマニアは初 ●IT人材の活用や企業の連携、イノベーション振興などで合意 日本はブルガリアおよびルーマニアとの間で、デジタル経済の発展に向けた二国間協力を強化する。西村康稔経

忍び寄る国外への生産移管、コスト高などがネックに

ドイツ企業が投資の軸足を国内から国外に移しつつあることが、独商工会議所連合会(DIHK)が3日発表した会員企業アンケート調査結果で分かった。フォルカー・トライヤー貿易部長は、最大の原因は国内のコスト高だと指摘。生産の国外

独財務相の訪中がドタキャンに、中国側の意向で

ドイツ財務省は8日、クリスティアン・リントナー財務相(自由民主党=FDP党首)の訪中が中国側の要請で無期延期されたことを明らかにした。日程が理由とされている。同氏は劉昆財政相と10日に会談する予定だった。閣僚レベルの会談

台湾積体電路製造―ドレスデンに欧州3社と合弁設立の方向―

半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)がドイツ東部のドレスデンに欧州同業3社と合弁工場を設立するもようだ。工場が設置されれば、欧州の半導体供給の安定に寄与する。補助金の獲得に向け現在、当局と交渉を行って

ZF―合弁の半導体R&D拠点はニュルンベルクに―

自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは3日、戦略提携先の米半導体大手ウルフスピードと共同で独南東部のニュルンベルク圏にSiC(炭化ケイ素)半導体の研究・開発(R&D)拠点を設置する計画を明らかにした。西南ドイツの

GHTモビリティ―親会社DBの融資停止で経営破たん―

「クレバーシャトル」ブランドでオンデマンドのライドシェア(相乗り)サービスを提供するドイツのGHTモビリティは3日、会社更生手続きの適用を裁判所に申請したと発表した。親会社のドイツ鉄道(DB)が融資を突然、停止したことか

メルク―韓国にバイオプロセス施設を設置―

ライフサイエンス大手の独メルクは3日、韓国中西部の大田広域市にバイオプロセス施設を設置することなどで、市当局および産業通商資源部(MOTIE)と基本合意したと発表した。アジア太平洋地域のバイオ・製薬会社向けにライフサイエ

ユニパー―1-3月期に黒字転換、スポット価格低下で―

エネルギー大手の独ユニパーが4日発表した2023年1-3月期(第1四半期)決算の純損益は67億3,000万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(31億100万ユーロ)から大幅に好転した。エネルギーの調達価格が低下したほか、

チェコがアルテミス合意に署名、宇宙探査で国際協力

チェコは3日、米国主導の国際宇宙探査に関する政治宣言「アルテミス合意」に署名した。これにより同合意への署名国は24カ国に拡大した。 アルテミス合意は国際宇宙探査計画「アルテミス計画」をはじめとする宇宙探査や宇宙利用に関す

4月のユーロ圏インフレ率は7%、6カ月ぶりに拡大

EU統計局ユーロスタットが2日に発表したユーロ圏の4月のインフレ率(速報値)は前年同月比7.0%となり、前月の6.9%を0.1ポイント上回った。インフレ率の拡大は6カ月ぶり。ただ、欧州中央銀行(ECB)が金融政策決定で重

ユーロ圏失業率、3月は6.5%に低下

EU統計局ユーロスタットが3日に発表したユーロ圏20カ国の3月の失業率は6.5%となり、前月の6.6%から0.1ポイント低下した。EU27カ国ベースの失業率は横ばいの6.0%だった。(表参照) 主要国はドイツが2.8%、

3月のユーロ圏小売業売上高3.8%減、6カ月連続で低迷

EU統計局ユーロスタットが5日に発表したユーロ圏の3月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比3.8%減だった。低迷は6カ月連続。物価高と金利上昇が個人消費を圧迫していることが反映された。(表参照) 下げ幅は前月

ユーロ圏生産者物価、7カ月連続で上昇鈍化

EU統計局ユーロスタットが4日に発表したユーロ圏の3月の生産者物価(建設業を除く)上昇率は前年同月比5.9%となり、前月の13.3%を大きく下回った。高騰していたエネルギー価格の上昇率が鈍化し、縮小傾向が続いている。 上

伊政府が労働市場改革決定、短期雇用規制緩和など

イタリア政府は1日、労働市場改革の法令を閣議決定した。雇用促進が主眼だが、労働市場の流動性を高めるため、短期雇用の規制を緩和するなど企業寄りの政策が目立ち、労組は反発している。 メーデーに合わせて発表された同法令によると

英高齢者の3割、ネット銀行に「抵抗感」

英国で銀行の支店閉鎖が相次ぎ、オンラインバンキングの普及が進む中、高齢者の約3割が同サービス利用に抵抗感を持っていることが、高齢者への支援活動を行う慈善団体「エイジUK」の調査で分かった。 同調査は1,147人を対象に実

独車部品大手ZF、合弁の半導体R&D拠点はニュルンベルクに

自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは3日、戦略提携先の米半導体大手ウルフスピードと共同で独南東部のニュルンベルク圏にSiC(炭化ケイ素)半導体の研究・開発(R&D)拠点を設置する計画を明らかにした。西

独の相乗りサービス会社が経営破綻、親会社の融資停止で

クレバーシャトルのブランドでオンデマンドのライドシェア(相乗り)サービスを提供するドイツのGHTモビリティは3日、会社更生手続きの適用を裁判所に申請したと発表した。親会社のドイツ鉄道(DB)が融資を突然、停止したことから

ロシア中銀、5会合連続で金利据え置き

●足元のインフレ率は2.5%まで低下 ●インフレ圧力は増しており、次回会合では利上げを検討 ロシア中央銀行は4月28日の金融政策決定会合で、主要政策金利の7日物入札レポ金利を7.5%に据え置くことを決めた。据え置きは5会

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