マクロ経済

卸売物価の上げ幅が5カ月ぶりに拡大、9月は19.9%に

ドイツ連邦統計局が14日発表した9月の卸売物価指数は前年同月比18.9%増となり、上げ幅は前月を1.0ポイント上回った。上昇率の拡大は5カ月ぶり。石油製品(61.9%)、固形燃料(111.9%)、動物(49.8%)が全体 […]

化学労使がベア合意、3千ユーロの一時金非課税枠をフル活用

独化学業界の労使は18日、新しい賃金協定を取り決めた。賃上げ幅は計6.5%でインフレ率を大幅に下回るものの、一時金を含めると支給額は2ケタ台の伸びとなることから、物価高騰に伴う収入の目減りは大幅に緩和される見通しだ。新協

化学業界の景況感が一段と悪化

Ifo経済研究所が14日発表した独化学業界の9月の景況感指数(DI)はマイナス36.7ポイントとなり、前月(-33.1ポイント)を3.6ポイント下回った。現状判断を示す指数がと今後6カ月の見通しを示す期待指数がともにマイ

9ユーロチケットの後続品導入で交通相合意

ドイツ国内の地域公共交通機関を1カ月9ユーロで利用できる定期券「9ユーロチケット」の後続商品を導入することで、国(連邦)と州の交通相が13日に合意した。ショルツ連邦首相と州首相が今後の会議で合意すれば、全国の地域公共交通

電機受注が2カ月連続2ケタ増に

電気電子工業会(ZVEI)が11日発表した独電機業界の8月の新規受注高は前年同月比13.4%増となり、2カ月連続で2ケタ台の伸びを記録した。増加は9カ月連続。ユーロ圏(ドイツを除く)からの受注が20.3%増えて全体をけん

ユーロ圏鉱工業生産、8月は1.5%上昇

EU統計局ユーロスタットが12日に発表したユーロ圏の8月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比1.5%の上昇となった。プラスとなるのは2カ月ぶり。前月は2.3%の下落だった。(表参照) 分野別ではエネルギーが2

ユーロ圏貿易赤字、8月は15年以来の高水準

EU統計局ユーロスタットが14日に発表した8月の貿易収支(速報値、季節調整前)統計によると、ユーロ圏の収支は509億ユーロの赤字だった。赤字幅は前月の340億ユーロから大きく膨らみ、ユーロ圏がリトアニアの参加で19カ国体

ユーロ圏住宅価格、4~6月期は上昇率鈍化

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の2022年4~6月期の住宅価格は、前年同期比で9.3%の上昇となり、上げ幅は過去最高だった前期の9.8%を下回った。価格の鈍化は2年ぶり。 ユーロ圏では欧州中央銀行(E

エネ危機が州議選に影響、国政与党FDPは全議席を喪失

ドイツ北部のニーダーザクセン州で9日、州議会選挙が実施された。今回はロシアのウクライナ進攻とそれに伴うエネルギー危機を背景に国政レベルのテーマが通常よりも大きな比重を占めており、国政与党3党のうち中道左派の社会民主党(S

製造業新規受注が3月以来の下げ幅に、8月は-2.4%

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が6日発表した8月の製造業新規受注指数(2015年=100)は物価・季節・営業日数調整後の実質で前月を2.4%下回る105.2(暫定値)となり、ウクライナ戦争勃発直後の3月以来の大きな下げ幅を

輸入物価が74年以来の上げ幅に、8月は33%

ドイツ連邦統計局が7日発表した8月の輸入物価指数は前年同月比32.7%増となり、1974年3月以来の大幅上昇を記録した。5月から7月までの3カ月間は上げ幅が縮小していたが、8月はエネルギー価格の上昇率が前月の131.7%

8月は輸出増も貿易黒字は大幅縮小

ドイツ連邦統計局が5日発表した8月の輸出高(暫定値)は営業日数・季節調整ベースで1,331億ユーロとなり、前月を1.6%上回った。増加は2カ月ぶり。 輸出を仕向け先地域別でみると、欧州連合(EU)域外は4.7%増え、全体

値上げの動きが強まる、食品分野では全社が計画

Ifo経済研究所が5日発表した9月のドイツ価格計画指数(DI)は前月の48.1ポイントから53.5ポイントへと上昇した。アンケート調査の対象となった企業の半数以上が値上げを計画している。調査担当者は「インフレの波は残念な

ICT業界の景況感悪化、危機克服を支援できる企業は楽観

独情報通信技術(ICT)業界で景況感が悪化している。Ifo経済研究所のアンケート調査結果をもとに業界団体Bitkomが6日発表したところによると、9月の業界景況感指数は6.2ポイントとなり、前月の14.1ポイントから大幅

ポーランド中銀が金利据え置き、11会合連続利上げの後に

●景気への影響を見極めるため、追加利上げを見送り ●中銀の戦略はインフレ高進の長期化を招く=蘭ING銀 ポーランド中央銀行(NBP)は5日、主要政策金利である7日物レファレンス金利を6.75%に据え置くことを決定した。金

ルーマニア中銀が9会合連続で利上げ、政策金利6.25%に

●景気が減速する中、物価の安定を優先 ●8月のインフレ率は15.32%、前月から0.36ポイント上昇 ルーマニア中央銀行は5日、政策金利を5.5%から0.75ポイント引き上げ、6.25%に設定した。利上げは9会合連続とな

セルビア中銀が7会合連続で利上げ、政策金利4%に

●金利は過去5年間で最高の水準 ●8月のインフレ率は13.2%に上昇 セルビア中央銀行(NBS)は6日、政策金利を0.5ポイント引き上げ、4%に設定した。これは過去5年間で最高の水準。景気の減速が予想される中、物価上昇に

ユーロ圏小売業売上高、3カ月連続マイナス

EU統計局ユーロスタットが6日に発表したユーロ圏の8月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比で2.0%減少し、3カ月連続のマイナスとなった。下げ幅は前月の1.2%から拡大した。(表参照) 分野別では食品・飲料・

ユーロ圏生産者物価、8月は43%上昇

EU統計局ユーロスタットが4日に発表したユーロ圏の8月の生産者物価(建設業を除く)は、前年同月比で43.3%の上昇となった。上げ幅は前月の38.0%を上回り、過去最高を更新した。エネルギー価格の高騰を背景に歴史的な高水準

電力・ガス価格引き下げへ、政府が2000億ユーロの基金設置

ドイツ政府は9月29日、高騰している天然ガス・電力価格を引き下げるための措置を実施すると発表した。一般世帯と企業に極度の負担がかかり、家計・経営破たんが急増することを防ぐ狙い。これに伴い、ガス調達コストの膨張で資金繰りが

9月インフレ率10%に上昇

ドイツ連邦統計局が9月29日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月を10.0%上回った。メディア報道によると、インフレ率は1951年12月(10.5%)以来の高水準。コスト上昇を川下に転嫁する企業が増えているほ

「23年成長率は最悪-8%に」=秋季予測

Ifoなど有力経済研究所は9月29日にドイツ政府に提出した秋季経済予測で、2023年の国内総生産(GDP)成長率が最悪の場合、マイナス7.9%となる見通しを明らかにした。今年から来年にかけての冬の寒さが厳しく天然ガス不足

雇用情勢はなお安定、9月の失業者数6.2万人減少

ドイツ連邦雇用庁(BA)が9月30日発表した同月の失業者数は248万6,000人となり、前月を6万2,000人下回った。季節要因を加味したベースでは1万4,000人増えたものの、これはウクライナ難民の多くが失業登録したこ

機械メーカーの6割がエネ高騰・不足を懸念

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は9月30日、会員企業を対象に実施した最新のアンケート調査結果を発表した。チーフエコノミストのラルフ・ヴィーヒャース氏は、エネルギー供給問題が原因で生産抑制を余儀なくされている企業は現在10

材料・部品不足が再び悪化

サプライチェーンのひっ迫度が再び高まっている。Ifo経済研究所が独メーカーを対象とする9月のアンケート調査結果をもとに30日に発表したところによると、材料・部品不足に現在、苦慮するメーカーの割合は8月の62.0%から65

ドイツ鉄道が大幅値上げ

ドイツ鉄道(DB)は9月28日、長距離旅客鉄道料金を12月11日のダイヤ改正に合わせ平均4.9%引き上げると発表した。値上げ幅は昨年の1.9%を大幅に上回る。同社は声明で、インフレ率が約8%と50年来の高水準に達している

ユーロ圏失業率、8月も6.6%

EU統計局ユーロスタットが9月30日に発表したユーロ圏の8月の失業率は前月と同じ6.6%だった。統計を開始した1998年4月以降の最低水準を2カ月連続で維持した。(表参照) EU27カ国ベースの失業率は6.0%。主要国は

ユーロ圏景況感、9月は大幅悪化

欧州委員会が9月29日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は93.7となり、前月の97.3から3.6ポイント低下した。景況感の悪化は7カ月連続。物価の急上昇への懸念が広がっているもようで、3カ月連

電力・ガス価格引き下げへ、独政府が2千億ユーロの基金設置

ドイツ政府は9月29日、高騰している天然ガス・電力価格を引き下げるための措置を実施すると発表した。一般世帯と企業に極度の負担がかかり、家計・経営破たんが急増することを防ぐ狙い。これに伴い、ガス調達コストの膨張で資金繰りが

企業景況感が大幅悪化、景気後退へ

Ifo経済研究所が26日発表した9月のドイツ企業景況感指数(2015年=100)は前月を4.3ポイント下回る84.3となり、コロナ禍初期の20年5月以来の低水準を記録した。製造、サービス、流通、建設の4部門すべてで悪化。

ファルタ―業績予測を撤回―

電池大手の独ファルタは23日、2022年12月期の業績予測を取り下げた。エネルギー、原料コストの上昇分を顧客に転嫁しきれないうえ、大型受注2件で製品の引き渡し手続きが遅れているためと説明している。同社は7月に業績予測を下

エネ高騰が車サプライヤーを直撃

エネルギー価格の高騰が自動車部品メーカーを直撃していることが、独自動車工業会(VDA)の会員アンケート調査で分かった。資金繰りが厳しくなっている企業も多く、ヒルデガルト・ミュラー会長は「状況はますます深刻化している」と指

「制裁でロシアのテクノロジー業界に打撃」=元財務高官

●同業界は輸入品への依存度が高く、代替品開発は容易ではない ●対ロ制裁の効果は回避の道があるため30~40%にとどまる ロシアで副財相、中銀副総裁を務めた経歴のあるオレグ・ビュギン氏が先ごろ、ウクライナ戦争をめぐる対ロシ

8月のユーロ圏インフレ率、確定値も9.1%

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表した8月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比9.1%だった。前月の8.9%から拡大し、統計を開始した1997年以降の最高記録を4カ月連続で

ユーロ圏労働コスト、4~6月は4%上昇

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の2022年4~6月期の労働コスト(時間当たり)上昇率は、物価変動を加味しない名目ベースで前年同期比4.0%だった。上げ幅は前期の4.2%を下回った。(表参照) 労働コス

ユーロ圏建設業生産高、7月は1.5%増

EU統計局ユーロスタットが19日発表したユーロ圏の7月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比1.5%増となり、7カ月連続のプラスだった。上げ幅は前月の1.3%(速報値の0.1%から改定)を上回った。(表参照)

英インフレ率、8月は9.9%に縮小

英政府統計局(ONS)が13日に発表した8月のインフレ率は前年同月比9.9%で、40年ぶりの高水準だった前月の10.1%から0.2ポイント縮小した。高騰を続けていた燃料費が下がったことが大きかった。 英国では7月まで10

電機貿易、今年は21世紀初の入超に

独電気電子工業会(ZVEI)が15日発表した同国の7月の電機製品輸入高は前年同月比21.2%増の202億ユーロとなり、輸出高(8.3%増の195億ユーロ)を4カ月連続で上回った。中間財価格の高騰やドル高ユーロ安が反映され

ポーランド政府、来年の最低賃金額を決定

●1月と7月の2段階に分けて引き上げ ●月額給与の賃上げ率は合計で19.6% ポーランド政府は13日、2023年の最低賃金額を決定した。2段階に分けて引き上げる計画で、まず1月1日付で月額給与は今年の3,010ズロチから

ロシア中銀が6会合連続で利下げ、政策金利7.5%に

●物価の上昇ペースは鈍化、低迷する経済のテコ入れを図る ●インフレ目標達成に向け引き締め政策の導入も示唆 ロシア中央銀行は16日の金融政策決定会合で、主要政策金利の7日物入札レポ金利を8%から0.5ポイント引き下げ、7.

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