マクロ経済

製造業の原材料不足が21年4月以来の低水準に

製造業サプライチェーンのひっ迫が緩和してきたもようだ。Ifo経済研究所が11月の独企業アンケート調査をもとに30日に発表したところによると、原材料・部品が不足しているとの回答は前月の63.8%から59.3%へと低下し、2 […]

機械業界の新規受注、10月は12%減に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した独業界の10月の新規受注高は前年同月を実質12%下回り、3カ月ぶりに減少した。国内受注が13%、国外が同11%縮小。国外の内訳はユーロ圏が16%減、ユーロ圏外が9%減だった。V

11月のユーロ圏インフレ率10%、1年5カ月ぶりに鈍化

EU統計局ユーロスタットが11月30日に発表したユーロ圏の同月のインフレ率(速報値)は前年同月比10.0%となり、前月の10.6%から0.6ポイント縮小した。インフレ率の鈍化は21年6月以来、1年5カ月ぶり。なお高水準に

10月のユーロ圏失業率6.5%、過去最低を更新

EU統計局ユーロスタットが1日に発表したユーロ圏の10月の失業率は前月を0.1ポイント下回る6.5%で、統計を開始した1998年4月以降の最低記録を前月に続いて更新した。新型コロナウイルス感染との共存路線を進めていること

ユーロ圏景況感、11月は9カ月ぶりに改善

欧州委員会が11月29日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は93.7となり、前月の92.7から1.0ポイント上昇した。同指数はロシアがウクライナに侵攻した直後の3月から下落が続いていた。改善は9

トルコ中銀が4会合連続利下げ、緩和終了を宣言

●政策金利9%、エルドアン大統領の求める1桁台まで下がる ●総選挙が近づくにつれ中銀への利下げ圧力は強まるとの見方も トルコ中央銀行は24日の金融政策決定会合で、主要政策金利である7日物レポ金利を1.5ポイント引き下げ、

消費者信頼感2カ月連続改善

市場調査大手GfKが25日発表したドイツ消費者信頼感指数の12月向け予測値は11月の確定値(-41.9ポイント)を1.7ポイント上回るマイナス40.2ポイントへと改善した。同指数の上昇は2カ月連続。高騰している天然ガス・

インフレ率が4カ月ぶりに低下、11月は10%に

ドイツ連邦統計局が29日に発表した11月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比10.0%増となり、これまでに引き続き大きく上昇したものの、上げ幅は前月の10.4%から縮小した。インフレ率の低下は4カ月ぶり。最大の物価押し

工作機械業界の新規受注、名目9%増も実質は横ばいに

独工作機械工業会(VDW)が24日発表した独業界の7-9月期の新規受注高は前年同月を9%上回った。調達・製造コストの上昇分を顧客に転嫁したことが背景にあり、国内受注が3%、国外が同9%の幅で伸びた。物価を加味した実質ベー

第3四半期の実質賃金5.7%低下

ドイツ連邦統計局が29日発表した第3四半期(7~9月)の実質賃金指数(暫定値)は前年同期を5.7%下回った。同指数の低下は4四半期連続。名目賃金は2.3%増えたものの、消費者物価が8.4%上昇したことから、実質賃金が大幅

ハンガリー中銀が13%で金利据え置き、2会合連続

●現行の高金利水準で物価安定目標を達成できると判断 ●10月インフレ率は食品価格の上昇により21.1%に拡大 ハンガリー中央銀行は22日、政策金利を13%に据え置くことを決めた。据え置きは2会合連続。現行の高金利水準で物

10月のユーロ圏インフレ率、10.6%に下方修正

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表した10月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は10.6%となり、速報値の10.7%から下方修正された。ただ、依然として記録的な高水準にある。(表参照) 分野別の

ユーロ圏建設業生産高、9月は1%増

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の9月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比で1.0%増加し、9カ月連続のプラスとなった。上げ幅は前月の2.0%を下回った。(表参照) 分野別では建築が1.2

ECB総裁「インフレ抑制へ一段の利上げ必要」、上げ幅は縮小か

欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は18日、独フランクフルトでの講演で、インフレを抑制するため一段の利上げを実施する必要があるとの認識を示した。金融引き締めの一環として、近く保有資産の縮小にも着手し、金融政策の正常化を

1-9月期機械輸出+4%、ユーロ安で米国向けが大幅増に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が15日発表した同国の1-9月期の機械輸出高は1,403億ユーロ(暫定値)となり、前年同期を4.0%上回った。エネルギー、原材料コスト上昇分の川下転嫁が反映されており、物価調整後の実質ベース

粗鋼生産8カ月連続減少、10月は-14%に

独鉄鋼業界団体シュタールが21日発表した10月の粗鋼生産高は314万2,000トンとなり、前年同月を14.4%下回った。減少は8カ月連続。高炉鋼が16.3%減の212万3,000トン、電炉鋼が10.1%減の101万9,0

節約志向鮮明に、「必要なものしか買わない」が7割に

高インフレで家計が圧迫されていることを受け、消費者の節約志向が強まっている。独情報通信業界連盟(Bitkom)が16歳以上のネットユーザーを対象に今秋、実施したアンケート調査によると、物価高騰を受けて「何が本当に必要かを

ロシア景気後退、Q3もGDP減少

●Q3は前年同期比4%減、縮小は前期の4.1%減に続くもの ●Q4と来年Q1は前年同期実績が高く、減少幅が広がる見込み ロシア連邦統計局が16日発表した2022年第3四半期(7-9月期)の国内総生産(GDP)は前年同期比

10月卸売物価、上げ幅縮小も17.4%の高水準

ドイツ連邦統計局が15日発表した10月の卸売物価指数は前年同月比17.4%増となり、上げ幅は前月を2.5ポイント下回った。ただ、エネルギー、原料、中間財の価格高騰を受けて水準自体は依然として極めて高い。 全体を最も強く押

「インフレ抑制へ一段の利上げ必要」=ECB総裁

欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は18日、独フランクフルトでの講演で、インフレを抑制するため一段の利上げを実施する必要があるとの認識を示した。金融引き締めの一環として、近く保有資産の縮小にも着手し、金融政策の正常化を

製造業受注残高の記録更新がストップ

ドイツ連邦統計局が17日発表した9月の製造業受注残高指数(2015年=100)は物価・営業日数・季節調整後の実質で151.9(暫定値)となり、前月を0.9%下回った。8月までは統計開始(15年)後の最高を7カ月連続で更新

シーメンス―産業分野で過去最高益を更新―

電機大手の独シーメンスは17日の決算発表で、2022年9月通期の産業分野の税引き前利益(EBT)が前期比17%増の102億7,700万ユーロとなり、過去最高を更新したと発表した。ロシアのウクライナ進攻、高インフレ、コロナ

独製造業の生産成長率、今年は大幅低下

ドイツ産業連盟(BDI)は22日、同国製造業の生産成長率が今年は0.25%となる見通しを明らかにした。受注残高が多いことからかろうじてプラス成長を保つものの、前年の4.7%からは大幅に低下する。来年についてはエネルギー価

電機・自動車労使が合意、ベア8.5%・一時金3千ユーロ

独バーデン・ヴュルテンベルク地区の電機・自動車・機械業界で18日未明、労使が新協定を取り決めた。賃金を計8.5%引き上げるとともに、一時金を計3,000ユーロ支給するという内容。協定の期間は今年10月1日~2024年9月

ECB総裁「インフレ抑制へ一段の利上げ必要」、上げ幅は縮小か

欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は18日、独フランクフルトでの講演で、インフレを抑制するため一段の利上げを実施する必要があるとの認識を示した。金融引き締めの一環として、近く保有資産の縮小にも着手し、金融政策の正常化を

EU新車販売、3カ月連続増加

欧州自動車工業会(ACEA)が17日に発表したEU(マルタを除く26カ国)の10月の新車販売(登録)台数は74万5,855台となり、前年同月から12.2%増加した。販売増加は3カ月連続。上げ幅は前月の9.6%から拡大した

ユーロ圏鉱工業生産、9月は0.9%上昇

EU統計局ユーロスタットが14日に発表したユーロ圏の9月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比0.9%の上昇となった。プラスとなるのは2カ月連続。前月の上昇率は速報値で1.5%だったが、2.0%に上方修正された

ユーロ圏貿易収支、9月も赤字に

EU統計局ユーロスタットが15日に発表した9月の貿易収支(速報値、季節調整前)統計によると、ユーロ圏の収支は344億ユーロの赤字だった。赤字幅は2015年以来の高水準だった前月の509億ユーロから縮小したものの、エネルギ

ユーロ圏の7~9月期GDP 、速報値と変わらず

EU統計局ユーロスタットは15日、2022年7~9月期の域内総生産(GDP)の最新データを公表した。ユーロ圏のGDPは前期比0.2%増、前年同期比2.1%増で、10月末発表の速報値から改定はなかった。(表参照) EU27

ルーマニア政策金利、6.75%へ引き上げ

●利上げは5会合連続、利上げ幅は過去4回より小幅の0.5ポイント ●9月インフレ率は15.9%、過去20年来の高水準 ルーマニア中央銀行は8日、政策金利を0.5ポイント引き上げ、6.75%とすることを決めた。今後も物価高

「国の支援はピンポイントで」=5賢人委

政府の経済諮問委員会(通称:5賢人委員会)は9日、『秋季経済予測(経済鑑定)』を提出した。今回の重点テーマはエネルギー危機と高インフレ問題。政府が市民や企業の負担軽減策を行っていることを原則的に評価しながらも、不適切な措

インフレ率が2カ月連続で統一後の最高更新

連邦統計局が11日発表した10月の消費者物価指数は前年同月比で10.4%上昇し、東西ドイツ統一後最高のインフレ率を2カ月連続で更新した。エネルギー価格の高騰とそれに伴う幅広い分野での値上げに加え、サプライチェーンのひっ迫

欧州委が財政ルール見直し案発表、柔軟な債務削減可能に

欧州連合(EU)の欧州委員会は9日、財政ルールの改正案を発表した。厳しすぎるとされる財政規律を見直し、各加盟国の財政健全化を重視しながらも、柔軟な債務削減を可能とし、地球温暖化対策で必要となる環境投資などの障害にならない

ランクセス―エネ高騰など受け独投資を抑制―

化学大手ランクセスのマティアス・ツァッヒェルト社長は9日の決算発表で、ドイツ本国への投資を抑制する考えを表明した。エネルギー価格の高騰と「過度の規制」を踏まえた措置で、競争力を維持するために必要最低限度の水準へと引き下げ

化学・製薬業界売上が2年ぶりに減少

独化学工業会(VCI)が14日に発表した同国化学・製薬業界の7-9月期の売上高は631億ユーロとなり、営業日数・季節調整ベースで前期を1.6%下回った。売上減は2年ぶり。生産が大きく落ち込んだうえ、値上げ幅も比較的小さか

電機業界の新規受注10カ月ぶりに減少

電気電子工業会(ZVEI)が8日発表した独電機業界の9月の新規受注高は前年同月比0.1%減となり、10カ月ぶりに縮小した。比較対象の2021年9月は大型受注の効果で水準が大幅に押し上げられており、今年9月の水準が低いわけ

ポーランド中銀が金利据え置き、2会合連続

●高金利と世界経済の低迷がインフレを押し下げると判断 ●インフレ率の高さをみれば利上げは避けられない=蘭ING銀 ポーランド中央銀行(NBP)は9日、主要政策金利である7日物レファレンス金利を6.75%に据え置くことを決

欧州委が財政ルール見直し案発表、柔軟な債務削減可能に

欧州委員会は9日、EUの財政ルールの改正案を発表した。厳しすぎるとされる財政規律を見直し、各加盟国の財政健全化を重視しながらも、柔軟な債務削減を可能とし、地球温暖化対策で必要となる環境投資などの障害にならないよう配慮する

ユーロ圏小売業売上高、4カ月連続マイナス

EU統計局ユーロスタットが8日に発表したユーロ圏の9月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比0.6%減だった。マイナスとなるのは4カ月連続。物価高が個人消費を圧迫していることが鮮明となっている。(表参照) 下げ

ユーロ圏生産者物価、9月は41.9%上昇

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の9月の生産者物価(建設業を除く)は、前年同月比で41.9%の上昇となった。上げ幅は前月の43.4%から縮小したものの、エネルギー価格などの高騰を背景に歴史的な高水準が続

英7~9月期GDPは0.2%減、物価高で6期ぶりマイナス成長

英政府統計局(ONS)が11日発表した2022年7~9月期の国内総生産(GDP、速報値)は、物価変動分を除いた実質ベースで前期比0.2%減だった。マイナス成長となるのは、コロナ禍で景気が冷え込んだ21年1~3月期以来6四

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