BPA原料の哺乳瓶、販売も禁止に
有害性が指摘される化学物質ビスフェノールA(BPA)を原料とする哺乳瓶のEU域内での販売・輸入を禁止する指令が6月1日に発効した。BPAを含むポリカーボネート製哺乳瓶の製造禁止に続く措置。これにより同製品は全面的に禁止さ […]
有害性が指摘される化学物質ビスフェノールA(BPA)を原料とする哺乳瓶のEU域内での販売・輸入を禁止する指令が6月1日に発効した。BPAを含むポリカーボネート製哺乳瓶の製造禁止に続く措置。これにより同製品は全面的に禁止さ […]
欧州委員会は1日、化学大手の独BASFと英イネオスがプラスチック事業で合弁会社を設立する計画を条件付きで承認したと発表した。合弁会社がアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)事業の一部を手放すことが条件となる。
中国がドイツの原子力研究者、技術者の獲得に強い関心を示している。日本の原発事故をきっかけにドイツが原発廃止の方向性を明確に打ち出したことを受け、原子力関係の研究・開発がドイツ国内では先細りする可能性があるためだ。中国原子
ドイツ連邦統計局が5月31日に発表した2011年4月の国内小売売上高は前年同月を名目で5.1%上回り、物価変動を加味した実質でも3.6%増加した。景気回復のほか、イースター商戦の効果で水準が大きく押し上げられた格好。季節
ドイツ連邦統計局が5月26日発表した2011年4月の輸入物価指数は前年同月比で9.4%上昇した。上げ幅は依然として大きいものの、6カ月ぶりに1ケタ台に低下している。エネルギーを除いたコアの上昇率は6.2%。前月比の輸入物
化学大手のBASFは5月30日、スチレン系樹脂事業を英Ineosとの合弁会社に移管する本契約を締結したと発表した。両社は欧州連合(EU)・欧州委員会の承認を待って新会社Styrolutionをフランクフルトに設立。計50
化学商社の独Brenntagは5月30日、米国の同業G.S. Robins & Companyを買収すると発表した。米国でのプレゼンスを強化する狙い。取引金額は公表していない。G.S. Robins &
自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)が電気自動車(EV)用リチウムイオン(Li-ion)電池をサプラーヤー大手のボッシュに発注するもようだ。各種メディアが5月26日、報じた。VWは小型車「Up」のEVモデル向けLi-i
独バイオテクノロジー工業連盟(DIB)は5月25日の年次総会で、2010年の業界売上高が前年比9%増の24億ユーロに拡大したと発表した。今年も安定成長が続くものの、原料価格の高騰や、昨年導入された特許薬強制割引制度などが
原油高による樹脂価格高騰のあおりを受けて、欧州で使用済みPETボトル(廃PET)の需給がひっ迫している。産業市場調査会社Schlegel und Partnerによると、欧州の廃PET取引価格は過去1年で5倍に上昇。大型
ドイツ連邦統計局が20日発表した2011年4月の生産者物価指数は前年同月比で6.4%上昇した。上げ幅は前月の同6.2%からやや緩和したものの、エネルギー高騰を背景に依然として大きい。前月比の同物価変動率は+1.0%だった
炭素繊維大手の独SGL Carbon(ヴィースバーデン)は18日、筆頭株主の投資会社Skionが出資比率を従来の22.27%から27.27%に引き上げたと発表した。Skionは車両用炭素繊維素材の開発・生産でSGLが戦略
化学大手の独Altana(バート・ホンブルク)は18日、印刷インキ製造の独Color Chemieを買収することで合意したと発表した。包装材向けの特殊インキ事業を強化する狙い。買収価格は公表していない。取引の成立には独連
化学大手の独Lanxessは18日、本社を現在のレバークーゼンからケルンに移転すると発表した。交通の便の良さと大学・研究機関の集積がケルン選定の決め手になったとしている。 \ ケルンのドイツ地区にある旧ルフトハンザ本社ビ
製薬・化学大手の独Bayer(レバークーゼン)は17日、2010年度版『持続可能な開発レポート』を発表し、温室効果ガスの排出量削減などに向けた研究開発・設備に2013年までに総額150億ユーロを投資することを明らかにした
自動車大手のダイムラーがリチウムイオン(Li-ion)電池分野の提携先を拡大する方向のようだ。独『マネージャー・マガジン』誌が19日報じたもので、化学大手エボニクとのLi-ion合弁会社Li-Tecを新たな合弁に発展解消
欧州連合(EU)の欧州委員会が年内にもナノ物質の法的定義を定める方針を打ち出したことを受け、化学業界に懸念が広がっている。「定義が広範囲に及ぶほど、関連規制も複雑多岐になり、これに伴う検査・登録などの業務が増大する」(独
欧州委員会は19日、オランダの製薬大手DSMと中国国有コングロマリット中国中化集団(シノケム)が抗感染症薬事業で合弁会社を設立する計画を認可したと発表した。DSMとシノケムの合弁事業が市場に及ぼす影響を分析した結果、同計
ドイツ連邦統計局が11日発表した2011年4月の卸売物価指数は前年同月比で9.2%上昇した。上げ幅は3カ月ぶりに1ケタ台に下がったものの、依然として高い水準が続いている。前月比の変動率はプラス0.2%だった。 \ 前年同
スイスの化学大手Clariantは17日、株式96%超を取得して傘下に収めた独同業のSued-Chemieでスクイーズアウトを実施すると発表した。他の株主が持つ残り3.85%を1株当たり126.38ユーロで強制的に買い上
フラウンホーファー材料・ビーム技術研究所(IWS)は23~26日にミュンヘンで開催される国際レーザー・オプトエレクトロニクス見本市で、レーザー照射によるアルミニウムと銅の接合技術を紹介する。両金属の接合は電気自動車や自動
独化学工業会(VCI)は17日、独業界の2011年業績予測を大幅に上方修正した。第1四半期の業績が極めて良好だったことを受けたもので、生産成長率を従来予測の2.5%から5%、売上成長率も同4%から9%へと引き上げた。化学
複合企業のBayer(レバークーゼン)が製薬部門で対等合併の可能性を検討している。同社のマライン・デッカー社長が米ブルームバーグテレビジョンのインタビューで明らかにした。 \ Bayerの製薬部門は売上高が169億ユーロ
ポーランド政府は、9月から化学業界の民営化を再開する方針を固めた。2日付けの現地紙『ワルシャワ・ヴォイス』が レシュキエビチ国有財産省次官の話として伝えた。 \ 政府は2007年に化学業界の民営化に着手したものの、投資家
製薬・化学大手の独Bayer(レバークーゼン)は5日、サービス子会社Bayer Business Services(BBS)がITサービス事業をSiemensのITサービス子会社Siemens IT Solutions
大手化学・日用品メーカーの独Henkel(デュッセルドルフ)が4日発表した2011年1-3月期(第1四半期)の決算は売上高が前年同期比8.9%増の38億2,300万ユーロ、営業利益(EBITベース)が同1.9%増の4億3
カーボンナノチューブ(CNT)を配合して導電性を付与したポリマー複合材で、CNTの添加量を減らして製造コストを低減する技術をルクセンブルク大学のタニヤ・シリング教授を中心とする国際研究チームが開発した。少量の導電性高分子
2011年1-3月期(第1四半期)決算の純利益は24億ユーロで、前年同期の10億3,000万ユーロから急増。化学、プラスチック部門が需要増大で好調だった。独肥料大手K+Sの株式売却に伴う特別利益8億8,700万ユーロも収
ドイツ連邦統計局が7州のデータをもとに4月29日発表した2011年3月の小売売上高(自動車販売店を除く、速報値)は前年同月を名目で2.0%下回った。インフレの加速や日本の原発事故を背景とする消費者景況感の冷え込みが反映さ
ドイツ連邦統計局が4月28日発表した2011年3月の輸入物価指数は前年同月を11.3%上回り、上げ幅は5カ月連続で10%を超えた。これまで同様、エネルギーが最大の押し上げ要因で、石油を除いたコアの上昇率は7.7%だった。
チューブメーカーの独Masterflex(ゲルゼンキルヒェン)は4月28日、2011年1-3月期(第1四半期)決算の純損益が90万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(40万ユーロ)から好転したと発表した。事業再編が奏功し
スポーツ用品世界3位の独Puma(ヘアツォーゲンアウラハ)は4月26日の決算発表で値上げ方針を表明した。原料価格の高騰や中国をはじめとする生産拠点の人件費上昇、輸送コストの上昇を受けた措置。今秋から個別の商品で値上げを開
光触媒である二酸化チタンの反応性が結晶構造によって異なる原因を、カールスルーエ工科大学のクリストフ・ヴェル教授を中心とする国際研究チームが突き止めた。反応性の高いアナターゼ型結晶と低いルチル型結晶を赤外線分光法で観察した
独技術監査機関の大手テュフ・ラインランドは15日、上海にアジア最大級の技術検査施設を開設した。 \ 同検査センターの敷地面積は1万7000平米で、最先端設備を備える。消費財、機械、太陽光発電の3部門の製品を専門に、化学物
連邦政府は14日、「二酸化炭素(CO2)の分離・貯留(CCS)技術の導入と利用に関する法案」を閣議了承した。同法案が規制の対象とするのは研究・デモ目的の施設で、プロジェクト事業者に事故の際の損害を補償させることなどを骨子
ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)は13日、日本から輸入された食品・飼料の放射線量はこれまでのところ平常の水準にとどまっているとの調査結果を明らかにした。調査は空輸された製品が対象。福島原発の事故発生後に船舶で送
ドイツ連邦統計局が13日発表した2011年3月の卸売物価指数は前年同月比で10.9%上昇し、1981年10月以来およそ30年ぶりの大きな上げ幅となった。石炭・褐炭・石油製品が20.2%上がったほか、穀物・種苗・飼料とコー
化学系複合企業のEvonik(エッセン)は17日、カーボンブラック事業を米投資会社Rhone Capitalに売却することで合意したと発表した。取引額は債務を含めて9億ユーロ超える。クラウス・エンゲル代表取締役は今回の取
スイスの製薬大手Roche(バーゼル)が14日発表した2011年1-3月期(第1四半期)の売上高は111億2,000万スイスフランとなり、前年同期から9%減少した。主力製品の販売不振とスイスフラン高が響いた。為替の影響を
ドイツ機械工業連盟(VDMA)のロボット・オートメーション部会は14日、独業界の2010年業界売上高が前年比21%増の75億ユーロに拡大したと発表した。中国と中東欧を中心に輸出が好調だったほか、国内でも需要が上向いた。今
独プラスチック・ゴム加工機械業界の2010年の輸出高は33億1,200万ユーロとなり、前年比で25.6%増加した。中国などアジアを中心にほぼ全ての地域で需要が拡大した。国外からの輸入も17.5%増の6億3,300万ユーロ
グラフェンを炭化珪素(SiC)基板上に成形する新たな技法を、エアランゲン・ニュルンベルク大学(FAU)のハイコ・ヴェーバー教授を中心とする研究チームが開発した。基板の結晶構造を制御して特定の部分にのみ導電性を持たせたのち
ドイツ連邦統計局が14日発表した2010年の海運貨物取扱量は2億7,600万トンで、前年から5.0%増加した。景気回復が反映された格好。ただ、経済危機前の08年に比べるとなお14%下回っている。 \ 輸入貨物が前年比7.
欧州連合(EU)の欧州委員会は13日、日用品大手の米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、英・蘭ユニリーバが洗濯用洗剤で価格カルテルを結んでいたとして、総額3億1,520万ユーロの制裁金支払いを命じたと発表
肥料大手のウラルカリが、配合肥料の輸出メーカーに対する炭酸カリウム販売価格の引き上げを検討している。中国向け輸出価格がトン当たり50米ドル上昇したためで、7月から輸出製品の原料となる分に限って同額の50ドルを価格に上乗せ
ドイツ化粧品小売事業連盟(VKE)は7日、加盟企業の2010年売上高が前年比3.5%増の17億5,000万ユーロに拡大したと発表した。景気回復が反映されており、今年も3%の増加を見込む。 \ VKEには国内に販売ルートを
連邦統計局が8日発表した2011年2月のドイツ製造業売上高(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.0%増となり、3カ月ぶりに好転した。国内が2.2%増と好調で全体をけん引した格好。国外はユーロ圏が1.
製薬・化学大手の独Merck(ダルムシュタット)は日本事業を今後も重視する方針だ。同社のカールルートヴィヒ・クレイ社長が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に対し明らかにした。日本は製品開発、製造、販売で「わが社の中核拠
化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は放出する予定だった皮革・繊維化学品事業を手元にとどめる意向だ。同社の広報担当者は『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』に対し、同事業の価値に見合った買収額を提