環境

原子力と天然ガスを欧州議会がグリーン認定

欧州連合(EU)の欧州議会は6日の本会議で、持続可能な経済活動かどうかを仕分ける「EUタクソノミー」について、原子力と天然ガスを脱炭素化に貢献するグリーンな投資対象と認定する委任規則案に反対する決議案を反対多数で否決した […]

持続可能な航空燃料の使用義務化、欧州議会が承認

欧州連合(EU)の欧州議会は7日の本会議で、域内の空港に持続可能な航空燃料(SAF)の使用を義務付ける法案を賛成多数で承認した。ただ、欧州委員会の原案に大幅な修正を加えており、今後は欧州委、加盟国との調整が必要となる。

ティッセンクルップ(鉄鋼)―bpが水素と再生エネを供給―

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップは11日、鉄鋼生産の脱炭素化に向け英エネルギー大手bpと長期戦略協業の基本合意を締結したと発表した。ブルー水素とグリーン水素、再生可能エネルギー電力の供給を受け、二酸化炭素(CO2)の

ドイツポス―英小荷物配達事業を強化―

物流大手のドイツポストDHLグループは5日、英国の小荷物配達事業を大幅に強化すると発表した。コロナ禍の発生後、ネット通販市場の拡大が加速し、同国の配達量が2020年初頭からこれまでに40%増えたことを受けた措置。今後も成

上期消費電力の約半分は再生エネ

ドイツの上半期の電力消費量2,810億キロワット時(kWh)に占める再生可能エネルギーの割合は約49%(暫定値)に上ったことが、バーデン・ヴュルテンベルク太陽エネルギー・水素研究センター(ZSW)と独エネルギー水道産業連

昆虫由来タンパクのリトアニア企業、300万ドルを調達

●イエロー・ミールワームを加工し、食品材料として販売 ●「牛肉の栄養価と持続可能性をあわせもつタンパク源」=CEO 昆虫由来タンパクの開発を手がけるリトアニア企業ディヴァクス(Divaks)はこのほど、シード期第2ラウン

ロシア、国産の電動双胴船を公開

●定員130人の同船は最高速度が時速40キロ(21.6ノット) ●今年から来年にかけ新モデルを順次発表の予定 ロシアの産業貿易省は4日、国産の電動双胴船(カタマラン)「エコクルーザー(Ecocruiser)」を公表した。

持続可能な航空燃料の使用義務化、欧州議会が承認

欧州議会は7日の本会議で、EU域内の空港に持続可能な航空燃料(SAF)の使用を義務付ける法案を賛成多数で承認した。ただ、欧州委員会の原案に大幅な修正を加えており、今後は欧州委、EU加盟国との調整が必要となる。 欧州委が2

償還社債の再投資、グリーン企業を優先=ECB

欧州中央銀行(ECB)は4日、量的金融緩和策で買い入れた社債の満期償還金の再投資について、温室効果ガス排出量が少ないなど、地球温暖化対策で実績のある企業を優先することを決めたと発表した。10月から実施する。 ECBは向こ

EUとニュージーランド、FTA交渉が妥結

欧州委員会は6月30日、ニュージーランド(NZ)との自由貿易協定(FTA)締結交渉が妥結したと発表した。関税の引き下げや投資の自由化に加え、自由なデータ流通や電子商取引の促進など幅広い分野を網羅した内容で、労働者の権利や

印鉄鋼大手タタ、ケルト海の洋上風力発電事業で独RWEと協力

インド鉄鋼大手のタタ製鉄は6月29日、北東大西洋のケルト海で計画されている浮体式洋上風力発電パークの建設事業において独エネルギー大手のRWEと協力すると発表した。両社は発電施設備の基礎や構造物に用いる鉄鋼材の研究開発を共

7月1日付けの法令改正

・公的年金の支給額上昇。西部地区で5.35%、東部地区で6.12% ・操短手当の特例ルール、ウクライナ戦争を受けて9月末まで延長。被用者の10%が操短の対象となれば支給 ・最低賃金上昇。1時間当たり9.82ユーロから10

BASF―世界最大のヒートポンプを本社工場に設置―

化学大手のBASFは1日、エンジン大手のMANエナジー・ソリューションズと戦略協業合意したと発表した。西南ドイツのルートヴィヒスハーフェンにある本社工場にMANエナジー開発の世界最大のヒートポンプを設置。温室効果ガスの排

現代・起亜などに立ち入り調査、排ガス不正容疑で

韓国の現代自動車と同子会社の起亜自動車、および米サプライヤー大手ボルグワーナーの事務所を対象にドイツとルクセンブルクの検察当局が6月28日、それぞれ立ち入り調査を実施した。現代と起亜のディーゼル車に違法な排ガス制御ソフト

新車登録の低迷続く、6月は-18%

ドイツ連邦陸運局(KBA)が5日発表した6月の乗用車新車登録台数は前年同月比18.1%減の22万4,558台となり、下げ幅は前月(10.2%)を大きく上回った。減少は4カ月連続。半導体不足による生産低迷がこれまでに引き続

ポーランドのバッテリー大手ICPT、ギガファクトリー建設

●欧州最大規模の交通分野向けバッテリー工場として24年に稼働 ●現在1MWhの生産能力を最終的に5GWhに拡大 ポーランドのバッテリー製造大手、インパクト・クリーンパワーテクノロジー(ICPT)が電動車両用バッテリーの大

ボルボ・カーズ、スロバキアEV工場設置に12億ユーロを投資

●同社が欧州に新たな生産拠点を設置するのは約60年ぶり ●新工場のEV年産能力は最大25万台 スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーズは1日、スロバキア東部のコシツェ近郊に電動車(EV)工場を建設すると発表した。年産能力は

マイクロEVのシティトランスフォーマー、仏セグラと提携

●2人乗りモデル「CT-1」の量産に向け。 ●同モデルは140センチの車幅を駐車時に100センチに縮められる マイクロEVの開発を手がけるイスラエルのシティトランスフォーマーは4日、フランス系のエンジニアリング企業セグラ

原子力導入を目指すポーランド、関連企業の動きが活発に

●政府は40年までに6つの原子炉を建設し、石炭依存を減らす方針 ●米企業は小型モジュール炉、仏EDFは欧州加圧水型炉の導入推進 ポーランド国営電力大手エネアはこのほど、小型モジュール炉(SMR)を開発する米ラストエナジー

メルセデス、新BEVプラットホーム車を20年代半ばから製造

高級乗車大手の独メルセデスベンツは6月29日、電気自動車(BEV)専用の次世代プラットホームを用いた車両の生産を2020年代半ばから欧州で開始すると発表した。同社は市場環境が適した地域ではBEVの販売比率を30年までに1

EUとニュージーランド、FTA交渉が妥結

欧州委員会は6月30日、ニュージーランド(NZ)との自由貿易協定(FTA)締結交渉が妥結したと発表した。関税の引き下げや投資の自由化に加え、自由なデータ流通や電子商取引の促進など幅広い分野を網羅した内容で、労働者の権利や

独財務相、35年までのエンジン搭載車販売禁止に反対

ドイツのリントナー財務相は6月21日、2035年までにガソリン車など内燃機関車の新車販売を事実上禁止するEUの新ルールを支持することはできないとの考えを示した。リントナー氏は企業寄りの自由民主党(FDP)に所属しており、

英GKNエアロスペースなど9社、水素技術のコンソーシアム設立

英エンジニアリング大手GKN傘下の航空宇宙関連会社GKNエアロスペースは6月21日、イングランド南西地域に水素関連のエコシステム構築を目指す企業連合「ハイドロゲン・サウスウエスト・コンソーシアム」を立ち上げたと発表した。

ブルガリアのEVメーカー、オランダ進出で現地企業と提携

●蘭市場では来年の売上高で500万ユーロの達成を目指す ●販売目標は年内に7台、来年は100台 ブルガリアの電動車(EV)メーカー、シン・カーズ・インダストリー(Sin Cars)は23日、オランダのヨハン・クラーン・グ

クロアチア、電動車購入に助成措置

●補助金の総額は1億830万クナ(1,440万ユーロ) ●EVには最大2万クナ(約2,650ユーロ)を助成 クロアチアの環境保護・エネルギー効率化基金は21日、エネルギー効率の高い自動車の購入補助金に関する対象者の募集を

OMVペトロムがSAFを生産、地元産の菜種油を原料に

●同社のSAFは従来の航空燃料に比べCO2排出量を約70%削減 ●欧州委は50年までに航空輸送燃料の最低63%をSAFとする計画 オーストリア石油大手OMVのルーマニア子会社OMVペトロムは23日、菜種油を原料に持続可能

欧州委が自然再生法案発表、化学農薬利用を半減

欧州連合(EU)の欧州委員会は22日、域内の自然生態系の保全を強化する「自然再生法」の法案を発表した。化学農薬利用の半減を加盟国に義務付けるのが柱。欧州議会と加盟国の承認を経て実施される。 同法案は農地の生物多様性を向上

BASF―電池の商業リサイクルを24年開始―

化学大手の独BASFは20日、独東部のシュヴァルツハイデ工場で車載電池の商業リサイクルを2024年初頭に開始すると発表した。処理能力は年1万5,000トン。約30人の雇用を創出する。 リサイクル設備を同工場内に設置。廃電

シーメンス―VWの米充電インフラ子会社に出資―

電機大手の独シーメンスは28日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)と共同でVWの米充電インフラ子会社エレクトリファイ・アメリカ(EA)に出資すると発表した。EAにVWグループ以外の企業が資本参加するのは初めて。EAの

エアバス―空港向け水素インフラ開発でリンデと協業―

欧州航空機大手のエアバスは23日、アイルランドに本社を置く独米系の工業ガス大手リンデと空港向け水素インフラを共同開発することで基本合意したと発表した。エアバスは水素を燃料とする商用機を2035年までに投入することを計画し

温効ガス六フッ化硫黄の調達量、21年は1.4%増加

温室効果が最も高い六フッ化硫黄(SF6)の調達量がドイツで増加した。連邦統計局によると、同国内で活動する企業などが2021年に購入したSF6の総量は743.2トンとなり、前年比で1.4%増えた。中間販売事業者が37%増、

上部へスクロール