電子、電機

BASF―精密農業で米社と研究開発協業―

作物病害の発生を早期発見し、農家が適切な対策を取れるようする狙い。

オンテラは病害が目で確認できるよりも前の段階で作物の異変を捉え、診断を下す分子診断プラットホームを開発している。

オンテラはBASFと協業することで携帯可能な測定機器を開発する意向だ。

MinebeaMitsumi:ミネベアミツミ―独メーカーを買収―

ミネベアミツミは9日、精密成型部品メーカーの独マスト・クンストシュトッフェと管理サービス受託会社マスト・フェアヴァルトゥングスゲゼルシャフトを買収することで合意したと発表した。

ミネベアミツミは金型の製作から部品の加工組み立てまでの垂直統合生産を強みとしており、特にアジアでは大規模大量生産工場のオペレーションを実現している。

今回の買収により、欧州でも精密成型部品の金型設計から加工・量産までの垂直統合生産システムを強化。

Toda Kogyo:戸田工業―欧州子会社で増資と債権放棄―

戸田工業は8日、欧州子会社戸田工業ユーロッパが実施する増資を引き受けるとともに、同子会社に対する債権を放棄すると発表した。

戸田工業ヨーロッパは独西部のデュッセルドルフに拠点を置く100%子会社で、資本金は76万6,000ユーロ。

同20日には戸田工業が400万ユーロの債権放棄を行うことから債務超過が解消される。

Toyo Tires:トーヨータイヤ―欧州に初のR&D拠点―

トーヨータイヤは8日、技術開発拠点「欧州R&Dセンター」を独西部のヴィリッヒに開設すると発表した。

2022年に予定する欧州生産のスタートに先駆けて現地に開発基盤を確保し商品開発力を強化する意向だ。

各R&Dセンターは技術・商品情報を共有するとともに、連携を通して開発を加速する考えだ。

軽油価格が7月は1.9%下落、食料品の上げ幅1.2%から2.1%に拡大

エネルギーは前年同月比2.4%増となり、上げ幅が前月の同2.5%からやや縮小。

消費者物価に占める比重が53%に上るサービスは1.5%増となり、上げ幅は前月の同1.9%増から縮小した。

前月比ではエネルギーが0.2%減となり、前月に引き続き下落した。

7月卸売物価が前年同月割れに、前月比は2カ月連続で下落

ドイツ連邦統計局が13日発表した7月の卸売物価指数は前年同月比で0.1%低下した。

7月はついに前年同月割れとなった。

物価に占める比重が大きい石油製品の下げ幅が前月の2.1%から3.1%に拡大したことが響いた。

Siemens:シーメンス・ヘルシニアーズ―治療ロボットの米社買収―

コリンダスを1株当たり現金4.28ドルで買収する。

コリンダスは血管造影装置と連携させて用いる血管介入治療ロボット「コーパスシステム」で有名な企業。

ヘルシニアーズは血管造影システムの有力企業であることから、コリンダスを買収することで血管介入治療分野のソリューションを拡充できる。

Daimler:ダイムラー―車載電池再利用で北京汽車と協業―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は8日、車載電池の再利用で戦略提携先の北京汽車(BAIC)と協業すると発表した。

使用済み電池を送電網を安定させるための蓄電池として投入する。

ダイムラーの電池子会社メルセデスベンツ・エナジーとBAICの電動車子会社・北京新能源汽車(BJEV)が協業する。

電機業界上期受注1.6%減少、景況感は14年10月以来のマイナスに

6月の業界売上高は153億ユーロで、前年同月を11.1%下回った。

1~6月の業界売上高は941億ユーロで、前年同期を0.7%下回った。

7月の業界景況感指数(現状判断指数と期待指数の中央値)は前月のプラス1.9からマイナス5.4へと下落し、3カ月連続で悪化した。

Solaris:バス製造大手ソラリス、ベネチア市から電気バス30台を受注

ポーランドのバス製造大手ソラリスは12日、イタリアのベネチア市営交通会社ACTV SPAベネチアと電気バス30台の受注契約を交わしたと発表した。

受注した電気バスは「ウルビーノ(Urbino)12 エレクトリック」。

ソラリスはこれまでにベネチアで圧縮天然ガス(CNG)燃料車10台を含む18台のバスを納車している。

生産者物価の上げ幅3カ月連続縮小、7月は1.1%に

天然ガスは1.5%減となり、下げ幅は前月の0.6%から拡大した。

非耐久消費財は1.7%増となり、上げ幅は前月の2.1%から縮小した。

生産者物価指数は前月比では0.1%増となり、3カ月ぶりに上昇した。

TOYO TIRES:トーヨータイヤ、欧州に初のR&D拠点

トーヨータイヤは8日、技術開発拠点「欧州R&Dセンター」を独西部のヴィリッヒに開設すると発表した。同社が欧州に開発拠点を持つのは初めて。今秋にも稼働する。2022年に予定する欧州生産のスタートに先駆けて現地に開

MinebeaMitsumi:ミネベアミツミ、精密成型部品メーカーを買収

ミネベアミツミは9日、精密成型部品メーカーの独マスト・クンストシュトッフェと管理サービス受託会社マスト・フェアヴァルトゥングスゲゼルシャフトを買収することで合意したと発表した。欧州事業の強化が狙い。9月の買収手続き完了を

Audi:独アウディ、ハンガリーをEV生産拠点として整備

独高級車メーカーのアウディが、ハンガリーのジュール工場を電気自動車(EV)事業の主要拠点として整備する。このほど発表した投資プロジェクト「Eトランスフォーメーション」によると、410億フォリント(1億2,500万ユーロ)

Iberdrola:イベルドローラ、英風力発電事業の権益売却

スペインのエネルギー大手イベルドローラは12日、英国で進める洋上風力発電施設開発プロジェクト「イースト・アングリア・ワン」の権益40%を豪投資銀行マッコーリー・グループ系の投資会社グリーン・インベストメント・グループに売

Hella:独ヘラーが特殊用途分野を強化、個別の製品ソリューションを拡充

独自動車照明・電子部品大手ヘラーは1日、特殊用途の分野におけるポートフォリオを拡充すると発表した。

特殊用途に供される機材は一般的な自動車と異なり生産数が少ないうえ、求められる要件が異なることから、個々の機材ごとにソリューションを適合させなければならない。

12ボルトまたは24ボルトの電装システムを搭載した車両に統合が可能で、キャンピングカーに搭載した場合は最大500アンペアまでの直列接続バッテリーを点検できる。

Osram:オスラム―4-6月期赤字転落―

照明大手の独オスラム(ミュンヘン)が7月31日発表した2019年4-6月期(第3四半期)決算の税引き後損益は3,500万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(4,200万ユーロ)から大幅に悪化した。自動車市場の低迷や組織再

VW:アウディ前社長などを起訴、排ガス不正問題で

ミュンヘン検察当局は7月31日、フォルクスワーゲン(VW)グループのディーゼル車排ガス不正問題に絡んで高級車子会社アウディのルーパート・シュタートラー前社長など4人を起訴したと発表した。VWのマルティン・ヴィンターコルン

BMW―2ケタ減益に、開発・設備投資響く―

高級車大手の独BMW(ミュンヘン)が1日発表した2019年第2四半期(4~6月)期決算の営業利益(EBIT)は前年同期比19.6%減の22億100万ユーロと大きく落ち込んだ。競争力の維持・強化に向けた投資が響いた格好で、

Infineon:インフィニオン

半導体大手の独インフィニオンは9日、中国のIT大手百度と自動運転の分野で協業すると発表した。

インフィニオンは百度が主導する自動運転の開発計画(アポロ計画)に参加。

百度は人工知能と自動運転のコンピテンスを提供する。

Siemens:シーメンス―4-6月期は営業減益に―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が1日発表した2019年4-6月期(第3四半期)決算の産業分野の営業利益(EBITA、調整済み)は19億3,500万ユーロとなり、前年同期比で12%減少した。地政学リスクとそれに伴う世

TDKハンガリー、アルミ電解コンデンサー開発に10億フォリント

TDKのハンガリー子会社、TDKハンガリー・コンポーネントは7月30日、10億3,000万フォリント(315万ユーロ)を投じて西部ソンバトヘイの研究開発施設を拡張したと発表した。

TDKハンガリーは自動車関連産業が周辺に集積しているソンバトヘイの同施設で、2,500人を雇用している。

2018年3月通期の売上高は2億5,360万ユーロだった。

情報通信業界が独市場見通し引上げ

独情報通信業界連盟(Bitkom)は7月31日、国内情報通信技術(ICT)市場規模が今年は前年比2.0%増の1,703億ユーロに拡大するとの見通しを発表し、年初予測の1,685億ユーロから上方修正した。市場データと景況感

OneFiber:鉄道路線への光通信敷設で通信格差解消へ

ドイツ国内の全鉄道路線沿いに光ファイバー通信ケーブルを敷設することを、同国の新興企業ワンファイバー・インターコネクト・ジャーマニーが計画している。鉄道のデジタル化を推進するほか、人口希薄地域の通信環境を一気に改善すること

Toyota:トヨタがポーランドでHV用変速機を増産、1.5リットルエンジン向け

トヨタ自動車は先ごろ、ポーランド子会社のトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ポーランド(TMMP)が運営する南西部のヴァウブジフ工場にハイブリッド車(HV)用変速機の生産ラインを増設すると発表した。

2021年から稼働を開始し、1.5リットルのハイブリッドエンジン向けの変速機を生産する。

同工場ではこれまで、1.8リットル・ハイブリッドエンジン向けの変速機を生産していた。

Merck:メルク

ライフサイエンス大手の独メルクは22日、バイオ医薬品開発の包括支援センター「バイオ・リライアンス」を上海に開設したと発表した。

経営資源が乏しい小規模医薬品メーカーの臨床開発を支援していく。

アジア太平洋地域の企業を顧客とする。

BMW―長城汽車とのEV合弁計画に黄信号―

自動車大手の独BMW(ミュンヘン)と中国・長城汽車が電気自動車(EV)を共同開発し中国で生産する計画が停滞しているもようだ。BMWの社内情報として『南ドイツ新聞』が報じたもので、計画とん挫の可能性もあるという。 両社は昨

日韓関係の悪化を独経済界が憂慮

日本と韓国の関係が悪化していることをドイツの経済界が懸念している。独商工会議所連合会(DIHK)のフォルカー・トライヤー貿易部長は5日ロイター通信に、「これは小さな紛争ではない」と強調したうえで、米中の通商摩擦などを受け

Bosch:ボッシュ―交通分析ソフト会社に出資―

自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は6日、交通ソフトウエアを開発するスイス企業テラリティックス(Teralytics)に投資部門ロバート・ボッシュ・ベンチャー・キャピタル(RBVC)を通して出資すると発表した

BMWが2ケタ減益、開発・設備投資響く

高級車大手の独BMWが1日発表した2019年4~6月期(第2四半期)期決算の純利益は14億8,000万ユーロとなり、前年同期から28.7%減少した。売上高は新モデル投入効果で2.9%増に257億1,500万ユーロに拡大し

JLR:英JLRの第1四半期決算、純損失拡大

JLRは需要が拡大するEVモデルの投入や業務効率化などより通期での黒字を確保する方針。

同社は7月上旬、英中部のキャッスル・ブロムウィッチ工場をEV生産の中核拠点とし、第一弾としてフラッグシップモデル「XJ」のEVモデルを生産する計画を発表した。

2020年からは全ての新モデルにEVモデルを設定する計画。

Hella:独ヘラーの18/19年度暫定決算、増収増益

独自動車照明・電子部品大手のヘラーが7月24日発表した2018/19年度(5月末)暫定決算における営業利益(EBIT、調整済み)は5億8,500万ユーロとなり、前期比で5.9%増加した。

為替損益や卸売事業売却を考慮した名目売上高は1.4%減の70億ユーロだったものの、営業利益(EBIT)は40.8%増の8億800万ユーロ、営業利益率は8.1%から11.6%に大きく好転した。

これを踏まえ、為替変動・ポートフォリオ調整後の連結売上高は65億ユーロ~70億ユーロ、営業利益率は6.5%~7.5%になると予測している。

BMW―米工場の電池生産能力を倍増―

高級乗用車大手の独BMWは24日、米スパータンバーグ工場で新しい電池生産ラインの稼働を開始すると発表した。同工場で今後生産するプラグインハイブリッド車(PHV)向けに次世代の電池を製造する。これにより同工場の電池生産能力

独電機輸出が堅調、5月は過去最高の171億ユーロに

独電気電子工業会(ZVEI)が23日発表した独業界の5月の輸出高は前年同月比5.1%増の171億ユーロとなり、同月の最高を更新した。電機業界の輸出は拡大が続いており、ZVEIのチーフエコノミストは「全体的にみて輸出は国際

独大手企業などに中国のサイバー攻撃

ドイツなどの大手企業がここ5年以上に渡って、中国系とみられるハッカー集団「WINNTI(ウィンティ)」の攻撃を受けている。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が25日報じたもので、独シーメンス(電機)、ヘンケル(化学)、

輸入物価が2カ月連続下落、6月下げ幅2%に拡大

ドイツ連邦統計局が26日発表した6月の輸入物価指数は前年同月比2.0%減となり、下げ幅は前月の同0.3%から大きく拡大した。前年同月を割り込むのは2カ月連続。エネルギーの下落幅が4.1%から14.0%へと拡大したことが最

Rheinmetall:ラインメタル―ロボット分野で買収―

独複合企業ラインメタル(デュッセルドルフ)は26日、カナダのスタートアップ企業プロベクタス・ロボティクス・ソリューションズを6月1日付で完全買収したと発表した。防衛・自動車部品の両部門でロボット、自動運転技術を拡充する狙

Siemens:シーメンス系産業IoT団体が日台で発足

電機大手の独シーメンスは30日、同社が開発・運用するクラウドベースの産業用IoTオペレーティングシステム(OS)「マインドスフィア」の地域ユーザー団体「マインドスフィア・ワールド台湾・日本」を新たに設立したと発表した。日

Renault:仏ルノー、中国のEVメーカーに資本参加

仏自動車大手のルノーは17日、中国の江鈴汽車(JMCG)の電気自動車(EV)子会社JMEVの株式の50%を取得し、中国のEV事業をJMCGと共同で行うと発表した。取引額は10億人民元(約1億2,850万ユーロ)。これによ

Autoliv:スウェーデンのオートリブ、4-6月期は減収減益

スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブが19日発表した2019年4-6月期(第2四半期)連結決算は、売上高が前年同期比2.6%減の21億5,500万米ドル、営業利益は26%減の1億7,000万米ドルに低迷した。世

Continental:コンチネンタル―燃料電池の検査施設を共同開設―

自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)は17日、独東部のケムニッツ工科大学と共同で燃料電池の検査施設を同大キャンパス内に開設した。効率性と経済性の高い燃料電池スタック(同電池の最小単位であるセル)を量産するための

洋上風力発電の発電容量、20年目標を前倒しで実現

独風力発電業界団体BWEなどは17日、国内洋上風力発電パークの発電容量(送電を行っている施設が対象)が6月末時点で6,658メガワット(MW)に達し、2020年の政府目標6,500MWが前倒しで実現されたと発表した。同団

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