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2012/10/4

経済産業情報

住宅価格が緩やかに上昇、大都市の一等地では上げ幅大きく

この記事の要約

ドイツ不動産連合会(IVD)が9月25日発表した住宅価格レポートの最新版によると、調査対象となった全国390自治体の標準的な中古マンションの平米単価は998ユーロで、1年前に比べ3.1%上昇した。上昇率は地域によってばら […]

ドイツ不動産連合会(IVD)が9月25日発表した住宅価格レポートの最新版によると、調査対象となった全国390自治体の標準的な中古マンションの平米単価は998ユーロで、1年前に比べ3.1%上昇した。上昇率は地域によってばらつきがあり、人口3万人以下の小都市と25万~50万人以下の中都市で平均を下回った一方、50万人以上の大都市の優良物件では9.1%を記録。生活に便利な都会の一等地に人気が集中していることがうかがわれる。

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標準的な中古マンションの平米単価を都市別でみると、トップはミュンヘンで2,850ユーロ(前年比+21.28%)を記録。2位以下を大きく引き離した。上位10都市の平均は1581.19ユーロだった。(グラフ参照)

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中古一戸建て住宅の全国平均価格は1年前より2.8%高い20万4,450ユーロだった。トップ3はミュンヘン(64万5,000ユーロ、+21.28%)、シュツットガルト(47万ユーロ、+2.17%)、デュッセルドルフ(41万ユーロ、+10.81%)・フランクフルト(41万ユーロ、変動なし)。上位10都市の平均は32万5,255ユーロだった。

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テラスハウスの全国平均価格は16万870ユーロ(+2.4%)。ここでもトップはミュンヘンで、価格は49万ユーロ(+13.95%)。2位以下はデュッセルドルフ(31万ユーロ、+14.81%)、フランクフルト(30万ユーロ、変動なし)、ケルンとシュツットガルト(ともに27万ユーロ、変動なし)が続いた。

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