ドイツ国内の発電総量に占める製造業の自家発電の割合は昨年8.9%だったことが、連邦統計局が16日発表したデータで分かった(統計の対象は発電能力1メガワット以上の設備)。2005年から13年までをみると、同割合は10年と11年を除いて8.6%から9.2%の間で安定的に推移している。(グラフ1を参照)
自家発電の量が最も多い業界は化学で、13年は製造業全体の35%を占めた。これに金属製造・加工(同16%)、コークス製造・製油(15%)が続く。
製造業の自家発電を電源別でみると、1位の天然ガスは全体に占める割合が47%に達し、05年の33%から大きく拡大した。一方、石炭・褐炭は05年の計28%から11%へと大幅に落ち込んでいる。(グラフ2、3を参照)