東欧市場における自動車部品工業界の動き

独コンチネンタル、ハンガリーにテストコースを開設

独自動車部品大手のコンチネンタルは24日、ハンガリー西部のヴェスプレームにある拠点にテストコースを開設した。投資額は97億フォリント(2,660万ユーロ)で、うち14億6,000万フォリントを政府の助成で賄った。式典に参 […]

韓国電装品メーカー京信、セルビア工場を来年3月に開設

韓国自動車部品メーカーの京信はセルビアに建設中の工場を来年3月までに前倒しで開設する計画だ。建設地の中部スメデレブスカ・パランカのニコラ・ブセン市長が23日に明らかにしたもので、当初は8月の稼働開始を予定していた。完成後

車部品大手アプティブ、セルビア新工場を来年3月に開設

自動車部品の世界大手アプティブ(旧デルファイ)は来年3月、セルビアで第3工場を開設する計画だ。予定地である東部のザイェチャル市当局が8日明らかにしたもので、今年11月に着工し、来年末までに2,100人を雇用する。 当初は

韓国ドンファ、ハンガリーに欧州初の電解質生産拠点

韓国の化学製品大手ドンファが、ハンガリーに同社として欧州初となる電解質生産拠点を開設する。ハンガリー投資促進公社(HIPA)が3日明らかにしたもので、首都ブダペスト近郊のショークートではすでに工場建設が進んでいる。投資額

韓国SKがハンガリー新工場で採用開始、10-12月の稼働に向け

韓国SKイノベーションはこのほど、ハンガリーのバッテリー製造子会社であるSKバッテリー・ハンガリー(SKBH)が同国北西部のコマーロムに建設中の電気自動車(EV)用バッテリー工場で従業員の採用と研修を開始したと発表した。

シュコダ自、現世代ギアボックスの生産数が1300万個に

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は21日、現世代のギアボックス生産数が1,300万個に達したと発表した。これらのギアボックスは、シュコダモデルのほか、VWグループの他のブランドに搭載されてい

チェコ、モビリティ分野の技術振興ハブを設立

チェコの投資促進機関、チェコインベストはこのほど、モビリティ分野の技術振興に向けたハブ拠点である「モビリティ・イノベーション・ハブ」を形成する計画を明らかにした。同機関とチェコ自動車工業会(AutoSAP)が旗振り役とな

ハンガリー・韓国外相、経済関係の維持強化で一致

ハンガリーのシーヤールト外務貿易相は27日、公式訪問先のソウルで康京和(カン・ギョンファ)韓国外相と会談し、コロナ危機による制限下でも両国の経済関係の維持強化に尽力していく方針で一致した。同外務貿易相によると、韓国企業は

独オペルのハンガリー工場、エンジン生産1,000万基を達成

仏自動車大手PSAグループの独子会社オペルはこのほど、ハンガリー西部のセントゴットハールド工場で通算1,000万基のエンジン生産を達成したと発表した。記念すべき1,000万基目は1.2リットル3気筒「ピュアテック」ターボ

シュコダ自、ヴルフラビー工場でデジタルツイン技術を活用

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は22日、ヴルフラビーにあるトランスミッション組み立て工場でロボット技術による新ワークステーションの操業を開始したと発表した。これに先立ち同工場では

仏デルフィンゲン、独競合の欧州アフリカ事業買収で独占交渉

自動車用ケーブルの保護管などの製造を手がける仏デルフィンゲンは17日、独同業シュレマーからルーマニア、ロシアの工場を含む欧州・アフリカ事業を買収する方向で独占交渉に入ったと発表した。ドイツ顧客との地理的距離を縮め、欧州市

独コンチネンタル、ルーマニア・ヤシ拠点の拡張完了

独自動車部品大手のコンチネンタルは20日、ルーマニア北東部のヤシ拠点の拡張工事を完了したと発表した。投資額は2,700万ユーロ。エンジニアリング事業を強化する。当初は今年3月の完工を予定していた。 拡張後の新社屋は8階建

自動車エンジニアリングの独エダック、トルコに拠点設立

ドイツ自動車開発・設計会社のエダック(EDAG)は10日、トルコ初の拠点を設立したと発表した。現地顧客へのサービス強化が狙い。 立地はコジャエリ県ゲブゼ地区のITパーク「ビリシム・ヴァディシ」でオフィス面積は600平方メ

ルーマニア部品メーカーのコンパ、減産措置を継続

ルーマニアの自動車部品メーカー、コンパ・シビウ(Compa Sibiu)はこのほど、4月から実施している減産措置を来月末まで2カ月間延長すると発表した。コロナ危機による受注減が原因だ。受注の残っている部門のみ操業し、その

独コンチネンタル、セルビアに車載情報機器の工場設置

独自動車部品大手コンチネンタルは6月30日、セルビア北部のノビサドで新工場の建設を計画していることを明らかにした。ディスプレイやカメラなどを含む車載情報機器の生産に向けたもので、同地にある内装部品や安全制御システムを開発

サプライチェーン再編でポーランド企業にチャンス

新型コロナ危機をきっかけとしたサプライチェーン再編に、ポーランド企業が商機を見出している。部品調達の滞った自動車・部品メーカーの例を教訓に、仕入れ先の多様化が検討されているためだ。ポーランドは人件費の安さや高度な技術を有

シュコダ自、「EA211」型エンジン累積生産数が300万基に

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車はこのほど、ムラダー・ボレスラフ本社工場における「EA211」型エンジンの累積生産数が300万基に達したと発表した。2012年に製造を開始したもので、現在も従

チェコ企業、自動車部品の加工設備を人口呼吸器向けに転換

新型コロナ危機でチェコの自動車製造業界も大きな打撃を受けている。そんな中で、自動車部品用工作機械を人工呼吸器向けに調整することで、新たな需要をつかんだ企業がある。 この企業は金属・木材加工機械を製造するロイェク・ワイドベ

中国タイヤ大手の青島双星、カザフに工場設置

中国のタイヤ大手青島双星(ダブルスター)がカザフスタン中東部のサランに工場を設置する。投資額は750億テンゲ(1億6,500万ユーロ)。2022年に稼働予定で、年産能力は乗用車用タイヤが300万本、商用車用が50万本を見

車部品の独フォアヴェルク、セルビア工場が開所

自動車の軸受け部品などを手掛ける独フォアヴェルク・オートテックは16日、セルビア中西部チャチャクで新工場の開所式を行った。ポルシェなどの主要メーカーに部品を供給する。投資規模は5,000万ユーロで、従業員数は現行の186

クロアチアのADプラスチック、ロシアで日産などから大型受注

クロアチアの自動車部品メーカーADプラスチックがロシアから総額6,000万ユーロを超える大型受注を獲得した。ルノー日産三菱アライアンス傘下のアフトワズと、日産の新モデル向けに部品を生産する。 アフトワズからは新型「ラーダ

独車部品大手MDエレクトロニク、ブルガリア新工場が完成

ドイツの自動車用通信部品大手MDエレクトロニクはこのほど、ブルガリア北西部のヴラツァで新工場を完成させた。投資額は2,150万レフ(1,100万ユーロ)。1万平方メートルの敷地に工場、倉庫、事務所棟を設置した。通信ケーブ

独車部品ケーニヒメタル、セルビアに工場開設

独自動車部品メーカーのケーニヒメタルはこのほど、セルビア中部のイバニツァに工場を開設した。投資額は非公表。同国政府によると、工場は5,000平方メートル規模で、独アウディやポルシェ向けの金属部品を生産する。将来的に工場を

「自動車依存から脱却を」=スロバキア大統領

スロバキアのチャプトヴァ大統領はこのほど議会で演説し、将来的な経済成長に向けた変化の必要性を訴えた。「低賃金を武器に投資を誘致する時代は終わり、国内の事業環境支援を通じて次の段階に進まなくてはならない」と強調した。 大統

トヨタ・ポーランド、HV対応エンジンの生産拡大

トヨタ自動車のポーランド子会社トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ポーランド(TMMP)は3日、南西部のイェルチ・ラスコヴィツェにある工場でハイブリッド車(HV)対応の新世代1.5リットル3気筒ガソリンエンジンの生

自動車照明の独ヘラー、スロバキアで人員削減

独自動車照明・電子部品大手のヘラーがこの夏、スロバキアで340人弱を削減する。新型コロナの影響で需要が大きく縮小し、減産に追い込まれたためだ。 ヘラーのスロバキア従業員数は約1,900人。このうち、北西部トレンチーン県の

独コンチネンタル、ルーマニアR&D拠点を強化

独自動車部品大手のコンチネンタルは2日、ルーマニア事業に3,300万ユーロを追加投資し、ティミショアラの研究開発(R&D)センターを拡張すると発表した。6階建てのオフィス棟を新設するほか、グループ内で開発した製

自動車シート大手アディエント、セルビアに新工場開設

自動車シート大手の米アディエント(旧ジョンソン・コントロールズ)は4日、セルビア西部のロズニツァで新工場を開設した。投資額は2,000万ドル。市当局からシャバク工業団地内にある4.3ヘクタールの用地を無償で提供された。

韓国電装品メーカー京信、セルビア工場を着工

韓国自動車部品メーカーの京信は5月27日、セルビア中部のスメデレブスカ・パランカで工場建設を開始した。同社にとって欧州初の生産拠点で、投資額は2,000万ユーロ。700人~1,000人を雇用し、電気駆動車向けの電装部品を

スロベニア自動車業界、政府に追加支援を要請

スロベニアの自動車部品業界団体であるオートモービル・クラスタ(ACS)が政府に追加的支援措置を求めている。

スロベニアの自動車業界は輸出を柱としている。

政府による現行の支援措置は今月末で期限を迎えるが、同措置が延長されるか、新たな措置が導入されない限り、業界に従事する4万人の4分の1に当たる1万人が失業の危機にさらされる。

仏ルノーのスロベニア子会社レボズ、400人を解雇

仏自動車大手ルノーのスロベニア子会社レボズ(Revoz)は19日、同国南東部のノヴォ・メストにある工場で従業員400人を解雇することを明らかにした。

新形コロナウイルスの影響による需要減を受けたもので、今後は夜間の生産を中断する予定。

同社はコロナウイルスの感染拡大を受け6週間にわたり操業を停止した後、4月28日に生産を再開していた。

仏メカフォー、セルビアに航空機部品工場

仏金属鋳造部品メーカーのメカフォー(MecaFor)がセルビア北部キキンダに航空機部品工場を建設する。

新たに航空機部品事業に参入するため、同市に敷地面積3,000平方メートルの工場を構え、航空機用タービンの製造、仕上げ加工、マシニングを行う。

向こう3年間で180人を雇用する計画だ。

スロベニア車部品ツィモス、2工場で生産再開

スロベニアの自動車部品メーカー、ツィモス(Cimos)が国内3工場のうち、北東部マリボルと南西部セノゼチェの拠点で操業を再開した。

北部ヴゼニツァの工場は月末に再開する予定。

同社は新型コロナウイルスの流行を受けて4月上旬から工場を一時閉鎖してきた。

トルコ自動車産業、コロナの影響少なく先行きを楽観視

自動車の生産体制は維持されており、流行の終息後は地理的に隣接する欧州からの需要増に応えることができるとしている。

カンカ会長は、トルコの自動車産業も収縮し50億ドルの損失につながると試算しているが、一方で医療体制や企業がコロナウイルスの流行にうまく対処したことや、企業の勢いが維持されていることを挙げ、「トルコは競合相手に比べ今回の危機からうまく脱し、輸出も他国より増えるだろう」と述べた。

同会長は、コロナ危機の終息後は企業の生産拠点が顧客と地理的に近接しているか否かが受注獲得に重要になると予想しており、トルコは対欧州でその要件を満たしているとの見方だ。

クロアチアのADプラスチックが生産再開

クロアチアの自動車部品大手ADプラスチックはこのほど、国内工場の生産再開に向けて準備を進めていることを明らかにした。

操業再開は主要取引先であるスロベニアの自動車メーカー、レボス(Revoz)の工場が再稼働するのを受けたものだが、初週は交代勤務を実施しない予定。

ADプラスチックは14日にロシアの2工場の操業を再開させていた。

住友電装、ルーマニア工場稼働率3割

現地工場は4月上旬に約2週間工場を閉鎖した後、現在、稼働率30%で操業している。

住友電装は同国西南部のカランセベシュ工場で約2,000人、同ドロベタ=トゥルヌ・セヴェリン工場で約4,000人、中西部のトゥルグ・ジウ工場で約1,000人の従業員を擁し、一時帰休中は賃金の75%を保証した。

政府に期待する支援措置として税制面での負担軽減措置や、フル稼働に戻るまでの期間に通常の賃金を支給した場合、正常化後に超過勤務で相殺できるなど、賃金を柔軟に調整できる規定の導入に言及した。

米タイヤ製造クーパー、セルビア工場で生産再開

米国のタイヤメーカー、クーパー・タイヤアンドラバーは23日、セルビア中部のクルシェバツにある工場の操業を27日から再開すると発表した。

米国工場も同時に再開する一方、英国のメルクシャムにある工場は操業停止を継続する。

中国の2工場は2月中旬に再稼働している。

クロアチアの自動車部品大手、ロシアで生産再開

クロアチアの自動車部品大手ADプラスチックが、ロシア2工場の操業を再開した。

このため、ADプラスチックは、月末まで工場の操業休止を計画していた。

アフトワズは生産能力の5割前後で工場の操業を再開する方向で、ADプラスチックはこれに対応する形で製造を開始したという。

自動車センサーのIEE、スロバキアに研究拠点開設

自動車用センサーの製造を手がけるIEEセンシング(ルクセンブルグ)がスロバキア東部のコシツェで研究開発センターを開所した。

従来の施設が手狭になったためで、面積は850平方メートルから1,450平方メートルに拡大した。

IEEセンシングはコシツェに近いケフネツとヴェルカー・イダで工場を操業し、約550人を雇用している。

独車部品コスタル、ブルガリア・パザルジク工場を一時停止

独自動車部品大手コスタルは3月30日、ブルガリア南部パザルジクの工場で操業を一時停止した。

コロナウイルスによる景気悪化を受け、ブルガリアでは自動車部品メーカーが相次いで工場の操業を停止している。

4月1日時点のブルガリアにおける新型コロナウイルスの感染者数は399人で、うち8人が死亡し15人が回復している。

南アのミテア、ルーマニアのバッテリー工場を操業停止

南アフリカの自動車バッテリーメーカー、ミテア・インベストメンツ(Metair)は3月末、新型コロナウイルス感染拡大を受けてルーマニア子会社ロンバットが持つ工場の操業を停止した。

昨年12月にはブカレストでリチウムイオン電池セル工場が完成した。

一方、ケニア工場は通常操業、トルコ工場は生産量を半減して操業し、英国工場は最重要な顧客サービスに限り継続するとしている。

伊タイヤ大手ピレリ、ルーマニア工場の操業停止を無期限延長

伊タイヤ大手ピレリは3月28日、ルーマニア南部スラティナにある工場の操業停止措置を無期限に延長すると発表した。

新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない中、政府による活動制限が強化されていることに対応する。

同社は2004年に現地子会社を設立、06年に生産を開始した。

上部へスクロール