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2012/8/31

一般・技術・その他 (旧)

VW、南欧出身のエンジニア向け実習プログラムを発足

この記事の要約

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は27日、南欧出身の若いエンジニアを対象とした新たな実習プログラム「スタートアップ・ヨーロッパ」を発足した。期間は2年間で、プログラム終了後に正規採用となる可能性もある。\ 同社が […]

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は27日、南欧出身の若いエンジニアを対象とした新たな実習プログラム「スタートアップ・ヨーロッパ」を発足した。期間は2年間で、プログラム終了後に正規採用となる可能性もある。

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同社がまず、スペインとポルトガルの大卒者を対象に参加者を募集したところ、43人の定員に1,800人を超える応募があったという。

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南欧諸国では景気悪化により失業率が上昇しており、25歳以下の若年層では失業率が50%を超えているという。このような状況では良い成績を収めた学生でも就職が困難になっている。一方、ドイツでは技術者が不足していることに加え、VWは事業の国際化を進める中で、国外での就業経験を持った人材の育成に高い関心を寄せている。独日刊紙『ウェルト』によると、VWは南米事業を強化しているため、ポルトガル語やスペイン語に堪能な人材育成に注力しているとの見方もある。

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VWによると、43人のうち、13人はすでに実習を開始した。10~11月にかけてその他の実習生もプログラムを開始する。同プログラムでは例えば、セミナーや外国語の授業、他の実習生との交流、実習指導者によるサポートなどが用意されている。

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