独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は26日、2014~2018年末までにロシア事業に12億ユーロを投資すると発表した。2015年にカルーガのエンジン工場が生産を開始する予定であるほか、モスクワ近郊に物流センターを建設する計画もある。
\VWは2006~2013年に現地生産やロシア市場向けモデルの開発に約13億ユーロを投資した。2007年11月からカルーガ工場でロシア市場向けの車両を生産しおり、現在は、VW「ティグアン」「ポロ」、シュコダ「ファビア」の3モデルを生産している。2012年末には、提携先のロシア自動車大手のGAZがニージニーノブゴロド工場でVWグループのモデルの受託生産を開始した。
\ロシアの現地法人(Volkswagen Group Rus)はグループの7ブランド(乗用車ブランドのVW、アウディ、シュコダ、セアト、商用車ブランドのVWヌッツファールツォイゲ、ベントレー、ランボルギーニ)の事業を統括している。2012年の販売台数は31万6,000台で、このうち約17万5,000台がカルーガ工場で生産したモデルだった。
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