独自動車照明・電子部品大手のヘラーは26日、本社のあるリップシュタットに建設した電子部品の新たな開発センターを開設した。投資額は1,400万ユーロ。近代的なモビリティーの実現に寄与する革新的な技術を開発する計画。具体的には、運転支援システムおよびエネルギーマネージメント、操舵システム、部品、車体用電子部品の4分野に重点を置く方針という。また、同社の世界の研究開発センターを統括する機能も持つ。
\電子部品事業の売上高は17億ユーロと全体の約34%を占めており(2012/13年度総売上高:約50億ユーロ)、ヘラーは照明と並ぶ同社の重要な柱に位置付けている。電子部品事業の従業員数は約8,000人。世界に開発拠点19カ所と16の工場を持つ。燃料価格の上昇や都市部への人口集中による交通渋滞などを背景に、同社では、自動車の燃費や効率改善に寄与する電子部品の需要は今後さらに拡大すると予想している。
\新開発センターは6階建てで、床面積は1万4,000平方メートル。約700人が勤務するスペースがあり、会議室や実験室なども多数設けている。新開発センターへの業務移転で空く建物は、事業所内に幼稚園を設けるプロジェクトに活用するという。
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