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2013/12/13

企業情報 - 自動車メーカー

メルセデス、16年にCO2排出量を125グラムに削減へ

この記事の要約

独自動車大手のダイムラーは、欧州連合(EU)域内で販売するメルセデス・ベンツブランドの乗用車の新車の二酸化炭素(CO2)排出量を2016年までに走行1キロメートル当たり125グラムに抑えることを目指している。同社のトーマ […]

独自動車大手のダイムラーは、欧州連合(EU)域内で販売するメルセデス・ベンツブランドの乗用車の新車の二酸化炭素(CO2)排出量を2016年までに走行1キロメートル当たり125グラムに抑えることを目指している。同社のトーマス・ウェーバー開発担当取締役が明らかにした。

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2012年に販売した新車のCO2排出量は140グラム、2013年1~11月では134グラムに改善させた。新型のエンジンや変速機の採用、空気抵抗の削減、ハイブリッドシステムの導入などが寄与しているという。ウェーバー取締役は、中でも、7速の自動変速機の導入により燃費が大きく改善したと説明している。現在、メルセデス車のうちCO2排出量が120グラム以下のモデルは50以上あるという。

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また、大型モデルに比べ燃費の良いコンパクトカーの販売好調もCO2排出量の平均値の低減に寄与している。ただし、大型モデルも燃費が向上しており、2014年に発売予定の新型「Cクラス」は先行モデルに比べ燃費が20%改善しているという。

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