独自動車・産業用フィルター大手のマン・ウント・フンメルは、樹脂部品の射出成型・溶接技術を開発するための研究・実験工場(テクニカム)を開設した。基礎技術を確立するとともに、製品化のための実験や基礎研究から量産化までのプロセスを総合的に研究する場所として活用する。
\新たに開設したテクニカムには完全自動化された射出成型機2台とガス溶接機1台および操作・制御用の周辺機器が設置された。同社は最新の設備によって、高度の技術を要する部品の試作品を、自前で開発・生産することができるようになるほか、量産化に踏み切る前のさまざまな生産プロセスをテストし、必要に応じてその場で改良できるため、開発時間の短縮・効率化にもつながる。また、社内に実験施設があることで、工場の生産現場を知らない技術・開発部門のスタッフの研修・教育にも役立つとしている。
\実際の稼働ラインに直結しない設備を持つのは今回が初めてという。
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