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2013/12/13

企業情報 - 自動車メーカー

ダイムラーのエスリンゲン工場で事故

この記事の要約

ダイムラーのエスリンゲン工場で3日夕方、有毒物質ベンズアルデヒドのガスが発生する事故があった。事故当時工場内にいた56人にうち、27人がのどの痛みを訴えた。そのうち少なくとも3人が病院に運ばれ手当てを受けたが、重体となっ […]

ダイムラーのエスリンゲン工場で3日夕方、有毒物質ベンズアルデヒドのガスが発生する事故があった。事故当時工場内にいた56人にうち、27人がのどの痛みを訴えた。そのうち少なくとも3人が病院に運ばれ手当てを受けたが、重体となった人はいなかった。ダイムラーの広報担当者によると、事故発生を受けて工場は一時操業を停止したものの、数時後に復旧。同日夜半には生産を再開した。

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事故が起こったエスリンゲン工場は、ウンターテュルクハイム本社工場の一部で、組立に使用する金属部品を洗浄している。事故当時、作業員が突然のどの痛みを訴えたため、操業を一旦停止したうえで、工場内の従業員を避難させた。工場にいた作業員は「甘い香りがした」と話している。

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ベンズアルデヒドは苦扁桃油(ビターアーモンド)に似た香気を持ち、安価な香料材料としても用いられている。工場内のタンクから洗浄液が漏れるなどのトラブルは起きておらず、警察で事故の原因を調べている。

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