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2014/5/30

企業情報 - 部品メーカー

バイエル、16年から二酸化炭素から樹脂を本格生産

この記事の要約

独化学大手のバイエル(レーバクーゼン)は、2016年から二酸化炭素(CO2)を原料とする樹脂の本格生産を開始する。試験生産と市場調査で良好な結果が出たことを受けたもので、1,500万ユーロを投資してドルマーゲン(ケルン近 […]

独化学大手のバイエル(レーバクーゼン)は、2016年から二酸化炭素(CO2)を原料とする樹脂の本格生産を開始する。試験生産と市場調査で良好な結果が出たことを受けたもので、1,500万ユーロを投資してドルマーゲン(ケルン近郊)に新たな生産プラントを建設する。年産量は年5,000トン。プラント建設に関する認可申請は近日中にケルン行政管区に提出する予定。バイエルが14日、明らかにした。

バイエルは2011年2月、アーヘン工科大(RWTH)、RWEパワー、独航空宇宙局(DLR)などと共同で、パイロットプロジェクト「ドリーム・プロダクション」をスタートした。触媒反応を利用してポリウレタンの原料となるポリオールを生産するもので、レーバクーゼンに設置したパイロットプラントを使って実用化に向けて研究・調査に取り組んできた。触媒はRWTHのCAT触媒センターが中心となって開発した。

生産したポリオールは、家具やマットレス用の軟質ポリウレタンフォーム(発泡ポリウレタン)に加工される。

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