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2014/7/11

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この記事の要約

欧州連合(EU)が第7次研究枠組み計画(FP7)を通して支援したバイオエタノールの生産技術の開発プロジェクト。実施期間は2009年8月~2013年12月まで。農業廃棄物のわらに含まれるリグノセルロースを主原料にしたバイオ […]

欧州連合(EU)が第7次研究枠組み計画(FP7)を通して支援したバイオエタノールの生産技術の開発プロジェクト。実施期間は2009年8月~2013年12月まで。農業廃棄物のわらに含まれるリグノセルロースを主原料にしたバイオエタノールの商用生産を目標に掲げた。

プロジェクトには、デンマークのエネルギー大手ドン・エナジーおよび同社子会社のインビコン、コペンハーゲン大学、ポルトガルのミンホ大学、オランダ化学大手のロイヤルDSM、ノルウェーのエネルギー大手のスタトイル、ドイツバイオマス研究センター(DBFZ)が参加した。

研究チームはプロジェクトを通して、生産コストの低減やエタノールの生産量を40%引き上げる技術、C5糖からエタノールを生産する技術の開発になどに成功。研究成果は、ドン・エナジーがデンマークのカロンボー(Kalundborg)港にある同社の発電所に隣接して建設したバイオエタノール工場で活用されている。

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