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2015/12/11

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Cruise4U

この記事の要約

仏自動車部品大手のヴァレオが開発した自動運転車。11月25日にフランス国内を一周する大規模な長旅を終えた。Cruise4Uはパリを出発後、カレー、ストラスブール、モンペリエ、バイヨンヌ、ブレストを通り、総走行距離は1万キ […]

仏自動車部品大手のヴァレオが開発した自動運転車。11月25日にフランス国内を一周する大規模な長旅を終えた。Cruise4Uはパリを出発後、カレー、ストラスブール、モンペリエ、バイヨンヌ、ブレストを通り、総走行距離は1万キロメートルを超えた。このうち自動運転モードでは4,000キロメートル以上を走行した。昼と夜間のいずれも時速130キロメートル以下で問題なく自動運転走行することができた、としている。

Cruise4Uの自動運転システムは、ヴァレオがドイツのIBEOオートモーティブ・システムズとの独占提携において開発したレーザースキャナー「SCALA」を搭載する。SCALAはレーザーレーダーで車両前方の物体を高精度で検知することができる。

レーザースキャナーのデータは、蘭モバイルアイの画像処理技術を使用したヴァレオの車載カメラの情報と合わせて車両の周辺状況の分析・予測に使用される。

ヴァレオは今回の長距離走行について、実際の運転環境や走行状況に合わせてテスト車両を調整するまたとない機会となり、自動運転システムの実用化に向けた重要なステップとなった、とコメントしている。

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