英RPxオートモーティブが開発したスポーツカー(RP-oneはコードネーム)。炭素繊維複合材を車体に使用し、重量を僅か480キログラムに抑えている。軽量なため、小型で環境負荷の小さいエンジンでも高いパフォーマンスを引き出せるという。同モデルは公道を走行できる許可も当局から得ており、2013年12月に生産を開始する計画。
\ \パリで開催されたJEC国際複合材料見本市(3月12~14日)では、スペインのフューチャー・ファイバーズ(Future Fibres)が提携先のPersicoと共同開発したRP-one向けの車体のプロトタイプを出展した。フューチャー・ファイバーズの炭素繊維複合材料の技術を活用し、インスツルメントパネルとドアモジュールを含めた車体構造の重量を55kgに抑えている。使用した炭素繊維複合材料は35キログラム。車体にはフォーミュラ1の衝突保護技術を採用している。
\ \フューチャー・ファイバーズはこれまで主に、炭素繊維複合材料を使用した船の策具を製造してきた。今後は船舶以外の分野にも進出していく計画で、自動車のほか、土木や軍事関連、クレーン向けなどの製品開発も視野に入れている。
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