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2014/3/21

クローズアップ

ユニバーサルロボット

この記事の要約

デンマークの産業ロボットメーカー。操作が簡単で投資負担の小さいコンパクトな設計の産業ロボットを開発・生産している。2005年の設立で従業員数は約100人。オーデンセに本社を置く。 現在は、6軸(6自由度)で最大5kgの物 […]

デンマークの産業ロボットメーカー。操作が簡単で投資負担の小さいコンパクトな設計の産業ロボットを開発・生産している。2005年の設立で従業員数は約100人。オーデンセに本社を置く。

現在は、6軸(6自由度)で最大5kgの物を移動させることができリーチが85cmの「UR5」と、最大可搬重量10kg・リーチ130cmの「UR10」の2種類のロボットを生産している。

2003年にスタートしたオーデンセ大学の研究プロジェクトが同社設立の発端にある。大半の産業ロボットが大型・高額で、操作も難しく中小企業にとって導入が困難である状況から、同研究プロジェクトでは投資負担が小さくて使いやすい産業ロボットの開発に取り組んだ。簡単な作業を自動化し、保護フェンスなどの仕切りを必要とせずに人間とロボットが同じ作業場で協働できるようなロボットの開発を目指した。

同プロジェクトでは食品業界向けのロボットの開発を計画していたが、ユニバーサルロボットの製品は現在、幅広い分野に投入されているという。また、ユニバーサルロボットによると、同社の製品は6~8カ月で投資を回収できるという。

独日刊紙『フランクフルターアルゲマイネ』によると、同社のロボットはこれまでに世界で約2,500台を販売。2014年は約4,500台の販売を見込んでいる。昨年は1億3,000万デンマーククローネ(約1,700万ユーロ)を売り上げた。

米ニューヨークと中国の上海に拠点があり、世界50カ国に約200の販売代理店を持つ。

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