ドイツの産学共同プロジェクト「EFA 2014」の第2フェーズ。2012年1月にスタートした。二次電池以外の技術の改良により電気自動車の航続距離を最大15%伸ばすことを目指している。期間は2年。
\2009年9月1日から2011年8月31日まで実施された第1フェーズでは、従来の内燃エンジン搭載車の燃費を10%改善することに成功している。
\ \第2フェーズのプロジェクトには、ドレスデン工科大学、独自動車大手のBMWやダイムラーのほか、部品メーカーのコンティネンタル、ヘラー、ヴァレオ、半導体メーカーのエルモス・セミコンダクターズやインフィニオン・テクノロジーズなどが参加している。
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同プロジェクトでは、ドレスデン市が運営する交通センターと電気自動車を連携する通信システムを整備し、交通状況をドライバーに知らせることで効率の良い走行ルートを選択できるようにする。
\また、カメラやカーナビなどの情報により現在地およびこれから走行するルートの状況を分析し、空調や車載機器の電力消費を制御するシステムや、ブレーキエネルギーから得た熱を空調などに利用するシステムを研究する。
\同プロジェクトの成果は6~8年後に実用化できると見込んでいる。
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ドイツ連邦教育研究省(BMBF)は政府がエレクトロモビリティーの普及に向けて2010年5月に発足させた政産学連携プロジェクト「国家プラットフォーム・エレクトロモビリティー(NPE)」の一環として「EFA 2014」の第2フェーズに約1,000万ユーロを支援している。
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