2011/8/22

競争法

米建機大手の独同業デマーグ買収を承認

この記事の要約

欧州委員会はこのほど、建機大手の米テレックスが独同業デマーグ・クレーンズを買収する計画を承認したと発表した。両社の事業は大部分が補完的で、唯一重複する可動式の港湾クレーンについても、テレックスの欧州でのシェアが低いことか […]

欧州委員会はこのほど、建機大手の米テレックスが独同業デマーグ・クレーンズを買収する計画を承認したと発表した。両社の事業は大部分が補完的で、唯一重複する可動式の港湾クレーンについても、テレックスの欧州でのシェアが低いことから、統合に競争上の問題はないと判断した。

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テレックスはデマーグ買収を5月初旬に発表した。これに対してデマーグは新興国の旺盛なインフラ需要拡大を背景に同社の業績が中期的に大きく伸びることが買収額に反映されていないとして受け入れを拒否。テレックスは6月にデマーグへの株式公開買い付け(TOB)の買い取り価格を従来の1株当たり41.75ユーロから45.50ユーロに引き上げ、総額9億6,300万ユーロでの買収を提案し、デマーグ側の合意を取り付けていた。

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